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2021年読書日記その10

『当確師』by 真山 仁

2021年は4月以降まったく書評を書かずに溜まっていました。冬休みを利用してようやっとレビューしていきます。

選挙速報で表示される「当確」。それに「師」が作ってことは? で、だいたい何を表すものなのか想像できるのでは? 当たりです、選挙の当選請負人です。お金をもらって当選させるようにする職業。そんなことって現実にあるようでして、人物・手腕・公約に関係なく当選に導いてくれるようです。うろ覚えだけど今年の新春ドラマで香川照之が主演していました。

選挙って競争なので、絶対的にではなく相対的に勝てればいいわけで、そのための策謀を駆使してクライアント(立候補者)の期待に応えちゃう。あんなクズでも政治家になれてしまうわけですよ。世の中には信じられない職業があるもんですね。そういった世界を知るにはよい本です。


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