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2021年読書日記その4

『人生を面白くする 本物の教養』by出口 治明

ライフネット生命の元CEOでいまはAPU学長の出口さんとはFacebookの友人であることが私の自慢の一つです。

その出口さん後進を育てようとする使命感からたくさんの書物を著して啓発してくださいます。今回紹介する本を綴ったのもその一環。教養とは何か、なぜ必要か、日本と世界の政治家の教養の差などから、時事問題の見方や本、旅、人についてまで多岐にわたる内容になっていて、出口さんの本を体験してみたいなら1冊目としてオススメだと思います。出口イズムをこの本で知った後にほかの著書を読まれるとよいかと思います。

「教養」を入口にして出口さんが一貫して書きたかったのは、自分の頭で考えて自分の言葉で語れることの重要性なのかなと感じました。教養というのはたくさんの知識が基になった「人生の引き出し」だと思うんですね。引き出しの中身の充実によって視野・視座・視点を一段上げられるのは確かだと思うし、中身がないと人としての幅がなくて、傍から見てつまらない人だと思われてしまう気がしました。

以下Amazonの紹介文からの抜粋です。 
【本書の目次】
第1章 教養とは何か?
「自分の頭で考えられる」ことが教養
意見が決められないのは「考え不足」が原因 ほか

第2章 日本のリーダー層は勉強が足りない
「この人は面白そうだ」と思ってもらえるか
世界標準では日本の企業幹部は圧倒的に低学歴 ほか

第3章 出口流・知的生産の方法
「いまさらもう遅い」はサボるための言い訳
「数字・ファクト・ロジック」で考える ほか

第4章 本を読む
速読は百害あって一利なし
古典は無条件で優れている ほか

第5章 人に会う
相手を人脈としか考えない人は、自分もそう見られている
人間が将来に備える唯一の方法は歴史に学ぶこと ほか

第6章 旅に出る
旅こそ最高の遊びにして、教養の源
「マーケット」「若者と女性」を見るのが楽しい街歩き ほか

第7章 教養としての時事問題――国内編――
「選挙・民主主義」「お金」「税と社会保障」の知識は不可欠
「公的年金は破綻する」という嘘に騙されてはいけない ほか

第8章 教養としての時事問題――世界のなかの日本編――
「幹」と「枝葉」をごっちゃにしているTPPをめぐる議論
「わが国固有の領土」という概念は必ずしも万国共通でない ほか

第9章 英語はあなたの人生を変える
「仕事で使わないから英語は不要」という考えは井のなかの蛙
グローバル人材の最低ラインは「TOEFL100点」 ほか

第10章 自分の頭で考える生き方
仕事とはあえて言えば「どうでもいいもの」
「てにをは」を正しく書けない人は筋の通った思考ができない ほか



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