「依存症ビジネス」③(ダイビングライセンスの罠)

皆さんは「昔はまったもの」ときいて、何を思い浮かべますか?
わたしのそれはダイビングです。
はじめはきれいな海にただ潜ってみたかったのではじめたのですが、通った先のダイビングショップは実に巧みに営業をしていたのです。
まず、潜るためのオープンウォータダイバーのライセンスを取得する。それで十分潜れますが、そのあとは様々なオプションやアップグレードするライセンスを紹介してきます。
お金はスキルと座学などいれて一回約2~3万円。
ライセンスを取得すると、取得しただけではもったいないので、さらにダイビングに行くことになります。すると他の先輩ダイバーはさらに上のライセンスをもっていて、私もほしくなる、という構図。

また、そのダイビングショップではきりの良いダイビング本数で皆で祝うことになっていました。はじめは10回、そのうちに15本、30本、50本、100本と。わたしは100本のきりのよい数字を海外の海でお祝いするために、97本~の数本を意味なく伊豆の安い海で消化しているダイバーを何人もみました。
ダイビングそのものに感動するためではなく、「本数をきりよくするため」のダイビング。何の意味があるのでしょうか?

お金のない、新人社会人のわたしは、100万円ほどダイビングをつかったと思います。でもダイビングがまだよかったのは、準備までに「面倒くさい」から。

お店に予約→ダイビング機材の手入れ、準備→当日荷物を持参する→ダイビングする→お風呂や着替え→帰宅→ダイビング機材の洗浄と管理
面倒くさいことに気がついて、やめました。

でもインターネットは片手でぽん。そら依存症になりんす。

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