続編•雨の日はアイをする⑨
今度
入れて欲しくなったら
自分から言って?
彼は
私を
ママにもするけれど
ソフトに言葉責めをする
会ってない時
どうしてるの?
こんなに
腰振って
エッチな体なのに
…
凄く
攻めたりはしないタイプ
むしろ
私の方が
ずっと動き続けている
でも
私もどう攻めたら良いかわからないから
責める事はしない
ただ
腰を振り続け
ただ横になる彼の上で
踊るだけだ
…
私にとって彼は
会社の偉い人
仕事を続ける上で
必然の存在力があって
この存在は
仕事を続ける事
=
生きること
そう
離婚するために転職した私は
この職場に定着することが
何よりのミッションだった
何も関係がない頃から
何となく
彼は
時々助けてくれているな
と
少し感じていた
その頃の関係性を
彼も話すことがある
入社したばかりの私は
ツンツンしていて
扱い辛かったと
でも
どうにかしないとなとは
気にはかけていたと
彼がいなければ
この
サバイバルな会社では
もう私はやめていたかもしれない
…
表の明るい事務所とは逆の
社内の奥の方にある
暗い事務所に
私のデスクはあった
その部屋は
数人の男性スタッフがまばらにいる
結構快適ではあった
そして
それなりにやることはあった
数人いた営業が皆やめて
私は
入社2ヶ月で
唯一の営業になった
だから
やる事はたくさんあった
忙しかった
でも
上は私が何をしているのか見えない
1人でやっているのだから
当然
そうしてやってきた事は
社内では
縮小をすることになり
私はその部署のやり方を
関係機関に
社内の方針に従って
縮小を図った
そして
縮小した後に
離れることになった
その頃
私はもう
辞めさせられそうになっていたらしい
いらなくなった部署が
縮小したら
用無しだったらしく
薄々感じていた事は
現実に起こっていたらしい
でも何故か
何も関係もない彼は
私がいる場所を
考えてくれていた
ちょくちょく
私が一人でいる
暗い事務所に
顔を出す様になった
そして
色々と無理難題の指示を出す様になった
私は
早朝に来て
仕事をこなしたりもした
そして
怒られながらも
こちら気にかけ始めた
その上司に食いついて
何をしたら良いか
聞きに行った
打ち合わせも頻回に入れた
それが
今に繋がっているのだと思う
今
というのは
プライベートの関係ではなくて
仕事の事
仕事らしい仕事を
させてもらえる様になったと言う事
光の当たるところで
1番社内で
目立つポジションに
立つことになったという事
それは
私は目立ちたくはないけれど
その
1番目立つところに
自分が一番
何でも頼める
何でも言える人を置きたい
という
彼の理想でもあった様でもある
…
そうして
前回会った時に
サラッと
次の人事を言われた
非公式で
また
営業やってもらう
…
いよいよ
光の当たるところで
会社の
本当の意味で
この会社の
一人の営業として
外に出ていく
その日が来るかもしれない事は
私にとって
また
運命的なことでもあり
志半ばに
縮小して異動した部署を
今となっては
私以外に
関わる人はおらず
またできる事は
嬉しい事以外なかった
…
ただ
まだ正式に人事を言われたわけではない
非公式な言葉は
時に
決定ではないこともある
彼に会いたいのは
身体の奥が呼んでいるからでもあり
私の
生活に関わる
仕事の居場所を動かす存在であり
その先の不安も
今度は
彼が全面的にいてくれるのなら
…
と思いながらも
12月は
余りいられない
と言った言葉もよぎり
…
私は
泣いたから
異動になることになったのかもしれない
と
思ったり
1人の思考が巡り
彼と会ってから
もう1週間も経つ
と
仕事でさえ
ほとんど会わない1週間が
どれ程に
寂しいのかと
そして
寂しいと言いたい
と
…
いつも戻られますか?
そろそろ、すごく寂しくなってます。
と
短い文章のLINEを送った
…
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