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Poker

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記事一覧

Nuts過多のNuts/Airについて

こんにちは 今回は「The Mathematics of Poker」の14章の内容に関してです。 よくあるNuts/Air modelでNutsの割合が多い時にどのようなことが起こるのか書いていきます。 ポジションは関係ないのでX,Yで考えます。 X: nuts 0.6, air 0.4 Y: bluff catcher 1 pot:1, eff stack:5の時のGTOについて考えていきます。 Xが5potのALL-INをした時、Yは5/11の勝率があればコールす

AKQgame導入

はじめにこんにちは 今回はAKQgameの導入について書いていこうと思います。 ポーカーの簡略化の例として扱われるゲームで XとYのプレイヤーがA,K,Qのうちどれかを持っていてA>K>Qという強さでポットを取れるゲームです。 他のルールはホールデムなどと一緒です。 A,K,Qは全て1枚ずつ存在しているのでXがAを持っている時は、相手のYはKかQをそれぞれ1/2の確率で持っているという状況です。 今potがPでbet sizeが1の時の X(OOP)が強制check

[0,1]game導入

こんにちは 今回は[0,1]gameでの導入について書いていこうと思います。 詳しくはこちら 今回はその結果について、簡単な比で求めることでさらに複雑なモデル(こちら)にも対応できるようにしようという目的です。 [0,1]gameとは 二人のプレイヤーX,Yのレンジがそれぞれ X(OOP): [0,1]の一様乱数 Y(IP): [0,1]の一様乱数 として、ショウダウンになったら数字が小さい(大きいでも同義)方が勝ちという仮定の元でのgameを考えたものです。 0が

わからないこと

こんにちは 今回はGTOに関してわからないことをnoteに書いておこうと思っています。 ポーカーはゲーム理論では展開型ゲームに属しています。 ホールデムやオマハではPreflopがあってそのあとにFlop,Turn,Riverがあり、それらのアクションにより時系列にそって進んでいきます。 その時系列の途中までGTOで進んでいるという仮定の元、それ以降のGTOを計算してつなげてもゲーム全体のGTOには含まれないかもしれないという内容です。 PioSOLVERやGTO+でG

ポットコントロールに関して

概要こんにちは 今回はThe Mathematics of PokerのChapter 7の内容に関して書いていこうと思います。 最近いろいろなゲームに手を出してみているのですが、PLO難しいですよね。 フロップ、ターンでSPRが3-4くらいで早くALL-INしたいけど、どうアクションすれば一番いいのかわからないというシチュエーションに出くわします。 もしかしたらそれのヒントになるかもしれないと思い、今回は「The Mathematics of Poker」の第七章の内

Spin所感

こんにちは 今回はpokerstarsのspin&goをやったのでその感想を書いていこうと思います。 1. 概要まずspinをやるまでの流れですが、pcを修理してpokerstarsを立ち上げたらrakeback40%のプロモもきていたので久しぶりにpokerやりたいなと思っていたところで、glassさんの記事などでspinが短期で成績がわかりやすく勝ちやすいというのをみて少額ですがやってみようと思いました。 合計で1800gameくらい回してこんな感じの結果でした。

piosolverの使い方(SB3betpotの例)

色々他の方のnoteをみているとnoteがみやすいと感じるのと自分のブログがみにくいかもしれないと思いテスト的にnoteに投稿してみます。今回の内容は以前ブログで書いた内容そのままです。 お久しぶりです。以前書いてる途中のものがあったので結構内容を忘れてしまっていましたが公開したいと思います。 やっぱりアウトプットは大事だと思うので、ポーカー以外にも以後積極的に色々自分が学んだことなど書いて行きたいと考えています。 piosolverの使い方を自分用にメモった記事がこのブロ