24 癒えることのない傷

少し前にジャンポケの斉藤さんの記事が出ていた。その記事の主な内容は斉藤さんが過去にいじめられていたと言う内容。その記事の中で斉藤さんはいじめられた側は絶対に忘れないと言っていた(一言一句合ってはないと思う)
まさにその通りだと思う。
筆箱が空を飛んでたこと、机と机の間に人が通れるくらい隙間が空いてたこと、音楽祭で音痴は歌うなと言われたこと(これはほんまに音痴かもしれないが)、菌呼ばわりされてたこと、それを教師が見て見ぬふりをしていたこと、全部今でも鮮明に覚えているし、忘れることは絶対にないと思う。
小5で不登校になり、小6で復帰した直後のいじめ。ようやく行ける状態でのいじめだったためもう親にも迷惑をかけれないと思い、誰にも言わなかった。言えなかった。
今考えても良く毎日普通に休まず行っていたなと思う。笑
実際そんな状態が卒業までは続き、別学校と合同となる中学校でも多少マシになれど体感は続いてた記憶がある。
ただ、その経験があったからこそ今どんな逆境でも耐えれるメンタルが育っている。「死ななければなんとかなる。」を幼い頃に身をもって体験しているのは人生歩んでいく上で非常に大きい。基本的に敵を作りまくる19年間の割にメンタルダメージが少ないのはそのおかげであろう。
しかし、もちろんデメリットはある。なんならデメリットの方が多い。そりゃ四面楚歌だもん。
1番のダメージは人を信用することが出来なくなった。
全員が敵を経験すると、もう味方はいないと錯覚してしまう。そして、その錯覚は今も見続けている。他人を頼ることができない。全部自分が精神がよりひどくなる。
友達がいないわけでも、嫌いなわけでもない。ただ、心の底から信用はできないってだけである。いつ寝返るか分からないから。寝返ったときの恐怖を知っているから。40歳を越えている斉藤さんですらまだ覚えているのだから僕のトラウマはまだまだ続きそうだな。

今ではいじめてたやつとも仲良く話すし、中学の友達の中では1番仲良い部類だと思う。(それはそれで不思議だが)その行為を許したつもりはないが、その人を憎むことはやめた。いいやつであることも今になっては知ってるので。ただ、喉に魚の骨が引っかかっているようなむず痒い違和感は消えないと思う。

このくそ重たい話を全て母親に話した。
もちろん母親はしらなかった。
なんとか隠すことができてた。良かった。
母親も不登校の子供に対する接し方を学んでいた。急に変わったなとは思っていたけど全然知らなかった笑
将来の話もしたし、就きたい仕事についても話した。1番近くに味方がいた。まずは親を頼れる人間にならないといけない。そう心に決めた。

いじめはなくならないだろうし、子供でも大人でも関係なく起こりうる問題。ただ1つ言えるのは死ななければなんとかなると言うことだろう。
僕は小学校で辛い時期を死なずに乗り越えたから今楽しく過ごせている。

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