多故くらら

実話怪談を書いています。自分だけしか読まない、紙の原稿用紙に書いている未公開の実話怪談…

多故くらら

実話怪談を書いています。自分だけしか読まない、紙の原稿用紙に書いている未公開の実話怪談を9/15より電子投稿サイト初出にて、noteへ掲載。 竹書房怪談文庫様のマンスリー怪談コンテストへ今年2月分から投稿を開始した作品の中で、未公開作品もこちらに。

最近の記事

『釣り箪笥』

竹書房怪談文庫マンスリー怪談コンテスト 5月投稿(5/31〆切)一次選考通過の作品です。『鳥葬』と同時に投稿した1200字以内規定のお話でした。投稿時には書けなかった結末までを加筆修正致しました。名称等は全て仮名です。(9/15) *******************  『釣り箪笥』  昭和四十年代の話。当時、小学五年生だったKさんの家の近くには『のんきや』という小さな雑貨屋があった。  まだコンビニなど無かった時代で、菓子パンや新聞雑誌、文房具などを並べてお婆さんが

    『釣り箪笥』