野球ボール

ブラック部活で得たこと

高校生活を振り返ろうと思うのですが、私の高校生活はほとんど野球でしたね。私の高校は部活に力を入れている訳でもなく、周りの部活は基本的に週4、5回ほどの活動で基本的に休日は休みみたいな感じでしたが、なぜか野球部だけはみっちり休日も1日中部活をするというようないわゆるブラック部活でした。しかも環境は酷いもので、他の部活とグラウンドを分けながら使っていました。しかも中々結果は出ず、大会でも中々勝てずに、最後の夏の大会も初戦敗退で終わってしまいました。

朝練もあったので朝5時に起きて学校へ行き、練習を終えて9時ごろに家に帰る日々。もちろん野球以外にする時間があまりなく、私自身も部活が忙しいことを言い訳に学業をかなり疎かにしていました。これだけだと高校の部活が無駄でマイナスしか無かったようにしか聞こえませんが、勿論学んだことや身につけたことも多くありました。

1どうすれば目的を達成できるのかを考える能力

2体力、忍耐力

3感謝

まずについて。私は先ほど環境が優れていなかったことを述べましたが、そのお陰で考える力というものというのは確実に着きました。強豪校であったら、ただ単に監督から言い渡されたメニューをこなすだけというようなことになると思いますが、私のチームは選手が主体となって練習を考えていので、各自が練習の目的を理解して取り組めていたのかと思います。しかも環境=リソースが限られている中で、最大限の工夫を行い、どうすれば上手くなるか、強くなれるかを日々考えていました。これはただ野球を上手くなるよりも価値があることだと思いますし、今後も必要な能力だと思います。

体力・忍耐力は単純ですが、非常に自信を持っていることです。休日の練習を例にあげると8時に集合して12時間後の20時ごろに練習が終わっていました。最近の部活は短くすることが推奨されていて、私も短い時間で効率よく物事を済ませるために必要な取り組みだと思います。ただ、長い部活時間で体力は確実にそこらへんの高校生よりもついたと自信を持って言えます。また、なかなか理不尽なことやきついことも乗り越えてきたので(別にその経験が良いこととも限らないが)忍耐力も確実につきました。ただ単にいわゆる「社畜力」が高まっただけとも言えますが、これを人のために使うのではなく、自分が熱中できるようなことに発揮できるようになりたいです。

最後に3の感謝。非常にありきたりかもしれませんが、高校野球をするにあたって、多くの人に支えられていたということを引退して改めて感じます。毎日私より早く起きて弁当を作ってくれる母、ずっと練習についてくださるコーチや監督、マネージャー、試合の応援にきてくれる同級生、先生方様々な人に支えられ、期待されるという経験は学校で一番しんどい経験をしていると他人に認められていたからこそ得られたものなのではないかと思います。私は勿論勉強を頑張っている人の方が偉いと思いますし、そっちを学生は目指すべきだとも思うが、私の高校生活だからこそ得られた経験も多くあると思います。

正直高校野球については色々な後悔とか思うことが沢山他にもあります。なかなか経験してみないと分からないことも多いので、気分が向いたら随時書いていこうと思います。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?