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選択と集中

重症児デイサービスを開所したいというご夫婦から相談を受けた。

奥様は経験者。児発管の資格を持っている方でした。

ひと通り話を聞いたのち、私から2つ提案した。1つは専門家に申請をお願いする方法。
もう1つは事業所の社長を紹介するから指導を仰ぐ方法です。

前者はほぼゼロから立ち上げと言う形になるが自分のやりたいようにできる。

後者は多少の制限はあるかもしれないが、運営のノウハウや横のつながりによる情報共有ができる。

損益に関してはどちらが良いとは言えず、経営者の腕次第です。

1番大切なのは理念や重症児とご家族へ寄り添う思い。儲けようと思ってする仕事ではないからです。

1時間ほど話したが、しっかりした思いがあってのことだとわかったと判断。
ご夫婦が希望する後者の社長を紹介させていただきました。

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実は紹介した社長が運営する重症児デイサービスは、2018年に私が開業した医療的ケア児対応型デイサービス。

精神科訪問看護の運営が厳しくなったときがあり、泣く泣く運営を引き継いでもらった経緯があります。

その社長は私の思いを引き継いでくださり、現在、愛知岐阜に数カ所のデイを運営。
開業希望者にはアドバイスを行い、必要な地域に受け皿を増やしています。

あのまま私が続けていたらデイサービスも精神科訪問看護も共倒れになってた可能性があったのです。

ご夫婦と話しながら当時を思い出しました。

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※写真は当時のもの。オープン7日前の様子です。

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