これはベトナムで働いていた時の事です。

ベトナムには雨季と乾季があり、アジアでも寒い時期があります。ハノイはダウンジャケットが必要だし、ホーチミンでもパーカーくらいは必要な時期があります。

中でも雨季は厄介で土砂降りになるとタイヤの半分くらい沈むことなんてしょっちゅうです。

そんな雨の日僕は半ドンで帰宅。しばらくするとテレビの音が聞き取りづらいくらいの土砂降りが。

そこから一時間もしないうちに電話が鳴り、取るとスタッフからただ事じゃないトーンで、

「雨!!雨が降ってるっ!!」(ベトナム訛りの英語)

「え?」

「ビデオチャットにします!!」

なんだなんだと思いながらスマホをビデオチャットにすると

ラーメン屋さんの厨房の天井から滝のような雨が。。。。しかもぼっこぼこに炊いている豚骨スープの真上から降り注ぐもんだから寸胴が溢れそう。。

言っておきますが、商業施設の地下2階の店舗なんですよ?

どう考えてもそんなことは起こりうるはずもないと思っていたので意味が分からない。

ただどうしようもないから急いで店舗に戻ろうとしても土砂降りだからタクシーも捕まらないし、バイクタクシーのおじちゃんたちもいない。

出来るだけ傘をさして歩いて進み(下半身はずぶ濡れ)、やっと見つけたタクシーに飛び乗り店舗に向かうと(タクシーのおっちゃん、すまん)、ほんとに滝が降ってる。。。。


もうね、チーンですよ。バケツを用意するとかいうレベルじゃないんですもん。もうある意味放置。

ただ地下1階の同じテナントも被害を受けてるようで、それでもラーメン屋より被害少なそう。

商業施設に確認取ってみるとパニックになってる模様。


後日確認してみると寸胴のコンロの壁の裏には排水口のパイプがあるようでそこが供給過多で壊れたんだそうです。

そんなことある?


もちろんその日は営業再開できず、次の日大掃除しつつスープの仕込みを行いどうにか営業再開するのでした。


もう二度と起きてほしくない出来事の一つかな。


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