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卓球レディース制作秘話

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ウェブメディア「卓球レディース」運営者の西村が語るサイト制作裏話。これからサイトを作ろうと思っている方、起業を目指す方は反面教師にしてください!
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#日記

第1話 なぜ『卓球レディース』を作ったのか?

そもそも、なんでこんなメディアを作ろうと思ったかと言うと、自分自身が卓球のレディース向けのメディアの登場を期待していたからです。「そのうち『卓球王国』から『別冊卓球女王国』が出るだろう」とか「もうちょっと待てば『Rallys for women』なんかが見られるんじゃないか」とか&とかです。滝廉太郎も呆れるほど待ちぼうけを食らった私は、ヘルニアの腰を持ち上げて自ら女性向けのメディアを立ち上げることにしました。それが『卓球レディースです』。 どうやって『卓球レディース』を作っ

第4話 「ドメイン」って新たなギャル語ですか?

ITの革命児・Tさんと出会い、無料相談を受けた起業未満家・西村。ところが、必要最低限の知識がなく会話が成立しないというアホな事態に。WEB事業に早くも暗雲が垂れ込めるのであったが……。 1/fのゆらぎを発するIT起業家のTさんに誘われて会議室へ。「この人なら私の望みを叶えてくれるに違いない」。私はWEBメディアの構想を描いたラフをTさんに見せました。「うわ~楽しそうですね」。Tさんも好感触。108の煩悩をたやすく受け入れてくれそうな穏やかな雰囲気。Tさんからの質疑応答が始ま

第7話 コロ助だって起業できるナリ!

パソコンのトラブルで10日間作業が進まなかった起業遅延家・西村。中古再生品のPCが届き、他人の力でレンタルサーバーの設定も終了したが、ここから1~2ヵ月でウェブメディアの中身(コンテンツ)を作ることはできるのか? 「キテレツ大百科のコロ助みたいな人ですね」。OL時代、合コンで知り合った証券マンとの初めてのデートで言われました。確かに私はおっちょこちょいのかまってちゃん。体は風呂おけのように寸胴で精神年齢は保育園児並み。なるほど、私という人間を言い表す才に長けた人だなと感心し

第8話 ウチら「卓球レディース」夜露死苦!

「会場近くの旨い店」の取材がまさかの1軒で終わってしまった起業錯覚家・西村。卓球レディースのデザインコンセプトを設定し、できるところから制作を始めようとしたのだが……。 今の若い子は漢字を知りません。スマホの変換機能に頼り過ぎなんですよ。私の学生時分は、猫よりも杓子、優等生よりも不良の方が漢字を知っていた。「夜露死苦」「愛羅武勇」「唯我独尊」等々。国語のテスト中、漢字をド忘れしてもがいていたところ、前の席に座る方の背中の刺繍を見て答えを思い出したこともありました。あの時は棚

第9話 ラケットを振って現実逃避

デザインのコンセプトでつまづいてしまった起業不発家・西村。ウェブ公開まで残り1ヵ月という大切な時期に、まさかの現実逃避に走る。 ウェブメディア公開まで残り1ヵ月。制作の進行が加速しなければならない3月半ば。私は何をしていたのでしょうか? その頃の記憶がほとんどありません。スケジュール帳を開いて三月の行動を確認してみると。目を疑う文字が並んでおりました。 練習、練習、練習……。試合、試合、試合……。 「……(愕然)」 3月半ばから4月の頭にかけて、私はどうやら熱心に卓球

第10話 成果発表会に成果の土産なく登壇 前編

現実逃避から抜け出したものの、WEBメディアの制作が進んでいないことに変わりはない。そんな当たり前の現実に直面しながら起業塾のプログラムを半ば終え、中間報告の成果発表会に手ぶらで登壇することになった起業遅延家・西村。一体何を報告するのか? 「4月にWEBメディアを公開する」と宣言してから3ヵ月がたちました。進捗状況は皆さんお察しの通り。4月に入りましたがコンテンツも箱も何もできていません(涙)。「歳をとると1年が早い」。年長者から刷り込まれて育ちましたが、今は実感する年頃。

第11話 成果発表会に成果の土産なく登壇 後編

成果発表会のプレゼンシートを一から作り直すことにした起業不慣家・西村。本命のウェブメディア制作を後回しにして公開は間に合うのか? 今年の桜は早咲きでしたね。例年なら春色の薄紅に心を躍らせる余裕があるのですが、今春は桜を見ると気持ちが焦りました。 この頃の私はWEB制作ではなく、前言撤回に大忙し。「4月にメディア公開するってゆってたけど、やっぱ5月に遅らせるわー」と。起業塾の方々にしれーっと言って回りました。みんな良い人だから「そうだよねー。西村さんのペースでやったらいいと

第14話 WEBから撤退の忠告

起業塾に入ってひとつだけわかったことがあります。起業を志す方は社交性がある。いや、ホント。ビジネスマッチングの場では、みなさん臆することなく名刺交換に向かわれます。相手が大手企業の社長でも、政治家でも、美男美女でも。そのフットワークの軽さたるや。私がヨッコラショと腰をあげている間に、早い人だと一人と名刺交換が終わっている。当たり前っちゃ当たり前ですよね。そのための場だから。なんで交流会に根を生やした人間が参加してるねんって話ですよ。自分でも目的がわからない。やることがないから