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卓球レディース制作秘話

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ウェブメディア「卓球レディース」運営者の西村が語るサイト制作裏話。これからサイトを作ろうと思っている方、起業を目指す方は反面教師にしてください!
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#制作秘話

第1話 なぜ『卓球レディース』を作ったのか?

そもそも、なんでこんなメディアを作ろうと思ったかと言うと、自分自身が卓球のレディース向けのメディアの登場を期待していたからです。「そのうち『卓球王国』から『別冊卓球女王国』が出るだろう」とか「もうちょっと待てば『Rallys for women』なんかが見られるんじゃないか」とか&とかです。滝廉太郎も呆れるほど待ちぼうけを食らった私は、ヘルニアの腰を持ち上げて自ら女性向けのメディアを立ち上げることにしました。それが『卓球レディースです』。 どうやって『卓球レディース』を作っ

第4話 「ドメイン」って新たなギャル語ですか?

ITの革命児・Tさんと出会い、無料相談を受けた起業未満家・西村。ところが、必要最低限の知識がなく会話が成立しないというアホな事態に。WEB事業に早くも暗雲が垂れ込めるのであったが……。 1/fのゆらぎを発するIT起業家のTさんに誘われて会議室へ。「この人なら私の望みを叶えてくれるに違いない」。私はWEBメディアの構想を描いたラフをTさんに見せました。「うわ~楽しそうですね」。Tさんも好感触。108の煩悩をたやすく受け入れてくれそうな穏やかな雰囲気。Tさんからの質疑応答が始ま

第5話 おばちゃんの10日間戦争@図書館

WEBメディア制作の最低限の知識すらないことに気づいた起業残念家・西村。オフィスへ行かず、図書館でのひきこもり生活がスタートする。 図書館って派閥がありますよね。開館前に行くと、リタイア世代の男性一派やリモートワーク一派、浪人生一派がかたまって並んでらっしゃいます。みなさん顔見知り程度でしょうけど、自然と群れになっているんですよね。私はどこにも属しません。“起業につまずくひきこもり主婦”という新ジャンルを開拓したロンリーウルフですから。開館と同時に自分たちの島(席)を目指す

第9話 ラケットを振って現実逃避

デザインのコンセプトでつまづいてしまった起業不発家・西村。ウェブ公開まで残り1ヵ月という大切な時期に、まさかの現実逃避に走る。 ウェブメディア公開まで残り1ヵ月。制作の進行が加速しなければならない3月半ば。私は何をしていたのでしょうか? その頃の記憶がほとんどありません。スケジュール帳を開いて三月の行動を確認してみると。目を疑う文字が並んでおりました。 練習、練習、練習……。試合、試合、試合……。 「……(愕然)」 3月半ばから4月の頭にかけて、私はどうやら熱心に卓球

第10話 成果発表会に成果の土産なく登壇 前編

現実逃避から抜け出したものの、WEBメディアの制作が進んでいないことに変わりはない。そんな当たり前の現実に直面しながら起業塾のプログラムを半ば終え、中間報告の成果発表会に手ぶらで登壇することになった起業遅延家・西村。一体何を報告するのか? 「4月にWEBメディアを公開する」と宣言してから3ヵ月がたちました。進捗状況は皆さんお察しの通り。4月に入りましたがコンテンツも箱も何もできていません(涙)。「歳をとると1年が早い」。年長者から刷り込まれて育ちましたが、今は実感する年頃。

第11話 成果発表会に成果の土産なく登壇 後編

成果発表会のプレゼンシートを一から作り直すことにした起業不慣家・西村。本命のウェブメディア制作を後回しにして公開は間に合うのか? 今年の桜は早咲きでしたね。例年なら春色の薄紅に心を躍らせる余裕があるのですが、今春は桜を見ると気持ちが焦りました。 この頃の私はWEB制作ではなく、前言撤回に大忙し。「4月にメディア公開するってゆってたけど、やっぱ5月に遅らせるわー」と。起業塾の方々にしれーっと言って回りました。みんな良い人だから「そうだよねー。西村さんのペースでやったらいいと

第13話メディア公開初日からお祭り騒ぎ

私はなんちゃって主婦。プロの主婦には及ばなくても年の瀬ともなれば掃除のひとつでもやるってものですよ。先日も思い切って本の断捨離に挑みました。結局手放せる本が一冊も見つからず、出した本をすべて元に戻すハメに。まぁ、軽い筋トレになったことだしヨシとしよう。これで明日から重くて速いボールが返せるようになるかもしれませんしね。 本の仕分けをしていると懐かしいものが出てきましたよ。英和辞典からポストカードがひらりと落ちてきたのです。裏面は大雪の中、穴の中に閉じこもる猫の写真。外に出た

第14話 WEBから撤退の忠告

起業塾に入ってひとつだけわかったことがあります。起業を志す方は社交性がある。いや、ホント。ビジネスマッチングの場では、みなさん臆することなく名刺交換に向かわれます。相手が大手企業の社長でも、政治家でも、美男美女でも。そのフットワークの軽さたるや。私がヨッコラショと腰をあげている間に、早い人だと一人と名刺交換が終わっている。当たり前っちゃ当たり前ですよね。そのための場だから。なんで交流会に根を生やした人間が参加してるねんって話ですよ。自分でも目的がわからない。やることがないから