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大豆肉

カンブリア宮殿で大豆ミートを製造している企業を取材しており、その実力を知った。今では一風堂でも使われているらしい。大豆ミートを使った焼き肉屋も既に存在しており、その焼ける姿は油がしたたり、とても美味しそうだった。

今年は2月2日が節分であり、毎年恒例の豆まきをした。親による「大きな声を出さないとお隣に負けるぞ」という謎の教育によって、都心に住み始めてからも、大きな声を出して豆をまいた。
今年はいつもより人気の多い世間様の雰囲気を察して、低めに小さくいつもの台詞をくちにした。

恵方巻は習慣でもなんでもなく、美味しい太巻きが食べたくていつも食べている。ちょうど夕食時にスーパーに行くと、1,300円もする高い恵方巻が一本残っており、他はサラダ巻きだった。どうせなら美味しいものを食べたいとその恵方巻を買って、無言で南南東から少し南、を見つめて食べた。

そのあと、歳の数だけ大豆を食べた。大豆はそのままでも十分に美味しい。

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Clubhouseや音声メディアについて語られる「耳の可処分時間」についての議論について、そもそも可処分時間という概念について調べてみた。

可処分時間の定義としては、可処分所得という、個人が自由に使えるお金を時間に置き換えたもののようだ。辞書にも載っていないし、ここ最近でよく聞かれるようになったから、造語のようだ。可処分時間について語られる企画側の議論として、感覚的には「どうやってひとびとの空いた時間に差し込める(魅力的な)ものを生み出せるか」という話をしている。僕も仕事柄そういうことを考えている。

Clubhouseで行われる雑談はまさしく可処分時間を魅力的に消費(投資)したいものであって、ひとの雑談を聞くことも魅力的なものであったことがわかった。多くの人間を人間らしくさせるものは会話であって、今までありえなかった出会いがインターネットを通じて生まれる姿は聴いていて面白い。

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「結果的にそれが同じ食感で、同じ風味を持っていれば肉を食べなくてもいい。」という大豆ミートは、大豆が持つポテンシャルを最大に活かしている。

雑談も実は顔を合わせてするよりも、音声そのものだけで楽しかったりするのはビデオ会議とは違った発見だった。

カロリーゼロと謳っているアスパルテームやアセスルファムKといった甘味のフェイクとは違って、大豆ミートにはどうも身体に良さそうなシステムを感じる。どちらもタンパク質の摂取であることにはかわりないから、身体が異常反応を示すことはなさそうだ。

いままでふつうにしてきたこと(肉の食事)は、大豆ミートでいいじゃない、という時は確実に来ていて、実はこっちのほうがずっと健全だったりするのかもしれない。

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