矛盾

大学一年目が終わった。8割方オンラインだったから正直実感がないまま終わってしまった。オンライン授業は楽ではあったがしっくりは来ないまま今に至った。家にいることが増えた分、本当の自分がわかるようになってきたのだ。中学生になってから明らかに引っ込み思案で人と話すのが苦手だし、楽しくないと思っていた。しかし本質的には違った。人に話しかけることが苦手だということに気づいたのだ。2割しかなかった対面授業ではSNSでしかつながっていた人と話すことができて友達になった。授業後に遊んだり、昼間に食堂で話すのがすごい楽しかった。そこでとあることに気づいたのだ。話すことはとても楽しいし素の自分であると。昔から嫌われたくないっていう思いからずっと化けの皮を被っていて本来の自分を見失っていたし、SNSやLINEだと考えてコミュニケーションが取れるからどうしても歪んだ思考から本来の自分ではない自分がいた。話は戻るが話すことは楽しいが話しかけるのが苦手である。だから自分から誘うことができないし、3人で一緒にいるときに聞いてる側に徹してしまう。どうにかして話しかける技術が欲しいが、今の現状が拒否を促しているようだ。ならSNSで積極的な行動をとるべきなのかもしれないが、現実の会話の楽しさを知ってから積極的になれなくなったのである。何かのきっかけで吹っ切れればいいのになと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?