イタリア風序曲ニ長調(シューベルト)
いらっしゃいませ。
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、シューベルト作曲の『イタリア風序曲ニ長調』です。(数字は25-114。名曲解説全集補1巻P114)
シューベルト先生、11/6の交響曲第2番変ロ長調の回以来、2回目の登場です。
シューベルト先生は、1797年-1828年のオーストリアの作曲家でしたね。
シューベルト先生、完成されたものだけでも、演奏会用の序曲は7曲あるそうです。本日の曲は5番目の曲。ちなみにDから始まる番号でいうと、590で、6番目の曲は591番、イタリア風序曲ハ長調です。前回の交響曲第2番は、D125でした。
シューベルト先生、20歳頃の作品です。D590が20歳頃で、D125(交響曲第2番)は18歳頃の作品。31歳で亡くなるわけですが、本当に短期間でとんでもない数の作品を生み出したわけですね。
なるほど、これまでにたくさんの曲を作ってきたシューベルト先生ですが(交響曲は5番まで進んでます)、どうやらこの『イタリア風序曲』が作品の公演として初めて行われた作品のようです。
「イタリア」は、当時一世風靡していたロッシーニ先生の影響をかなり強く受けているようで、意図的にイタリア風に仕上げたようです。
この曲は、のちの『ロザムンデ序曲(魔法の竪琴)』に転用されていますが、ロザムンデ序曲が、かなりこの『イタリア風序曲』によって生み出された曲だと認識させられます。というか用い過ぎです。
まぁ当時の序曲は転用に次ぐ転用との事みたいなので、あまり気にしませんが、シューベルト先生自身は気に入っていたようで、ピアノ用編曲も出し、オーケストラ曲としても結局『魔法の竪琴』『キプロスの女王ロザムンデ』として転用されているわけなので、やはり結構気に入った曲だったのかもしれません。
曲は、明るい軽やかな曲で、3連符と付点のリズムでイタリア風にふさわしい曲となっています。
本日の音源は、Deucalion Projectさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
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