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モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ(レーガー)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、レーガー作曲の『モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ』です。(数字は6-155。名曲解説全集第6巻P149)


マックス・レーガー先生。1873年-1916年(43歳)のドイツの作曲家ですね。


母より音楽の基本を学び、11歳頃にはオルガンを師事し、13歳頃には教会のオルガン奏者に。

15歳頃には、ワーグナー先生の『マイスタージンガー』『パルジファル』を聞いて音楽の道を志します。

32歳頃にはミュンヘン王立音楽院の作曲家教授に就任。

34歳頃にはライプツィヒ音楽院の作曲家教授に就任。

38歳頃にはマイニンゲン宮廷楽団の宮廷楽長に就任。

なんか、すごいですね。

そして43歳の若さでお亡くなりになりました。最近登場の作曲の中では短命です。


本日の『モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ』は、41歳頃の作品なので、晩年の作品という事になります。

数や技巧の面でも、ベートーヴェンやブラームスにも匹敵する、ブラームス以後の最大の変奏曲作家と評されるレーガー先生。

ブラームス先生の影響を強く受けたところから始まり、後に大バッハ先生・ベートーヴェン先生の影響を受け、純音楽を学びました。

さらにワーグナー先生、ドビュッシー先生などの新しい和声を取り入れ、後の十二音技法へ大きな影響を与えたとの事。


「モーツァルトの主題」

この曲では、モーツァルト先生のピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付き」の第1楽章から主題を取りました。

主題に続き、第一変奏~第八変奏、フーガで締めくくられます。


なるほど、曲は変奏が進むごとに表情が変わります。色々な作曲家の雰囲気を彷彿とさせ、100年くらいの音楽史を概観できるような、なんかそんなイメージですね。


本日の音源は、カイベルト指揮/ハンブルク国立フィルの演奏を聴きながら書き進めてきました。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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