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交響曲第2番(ミヨー)

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、ミヨー作曲の『交響曲第2番』です。(数字は3-85・名曲解説全集第3巻-P84)


ダリウス・ミヨー先生。1892年-1974年(81歳)の、フランスの作曲家でしたね。

プロヴァンス組曲の回以来、2回目の登場ですね。


本日の曲は、『交響曲第2番』。

ミヨー先生、交響曲は全部で12番+1曲の13曲があるそうです。先生、申し訳ありません、先生がこんなに交響曲を書いていたとは知りませんでした。

とはいえ、そのうち2曲が戦前の作曲で、それ以外は全て戦後に書かれた作品という事になります。

というか、先生の交響曲デビューは遅く、第1番が47歳ころ。
そして第2番は戦中の1944年(52歳)頃に作曲され、戦後に初演を迎えます。

35歳ころまでは、比較的小品を手掛けていましたが、その後は各種協奏曲や音楽劇、カンタータ、映画音楽、交響曲などの規模の大きな作品を作り始めました。


5楽章の構成で、それぞれ標題がついています。
第1楽章:平和に
第2楽章:神秘的に
第3楽章:悲痛に
第4楽章:清朗に
第5楽章:アレルヤ

出だしは、ミヨー先生の良いところが伝わってきますが、楽章が変わると、大きく変化が起きます。先生、基本的には戦後にかなりのもかなりの曲を残しており、作品番号的には、6:4くらいのイメージでしょうか。

ただ、後半の方が曲の規模は大きくなっているため、前後半で、大きく分かれているのかもしれません。

戦後といえば、12音技法や電子音楽など、現代音楽真っ盛りになる頃合いです。

特に1楽章は、ミヨー先生らしく聞きやすい。
2楽章以降は、なるほど、ミヨー先生のシンフォニー作家としての力が発揮されています。曲の雰囲気的には、この時代のものだな、という感じ。

ショスタコーヴィチ先生を彷彿ともさせますが、楽章によって、見せる顔を変える感じですね。

ミヨー先生の、新たな一面を発見しました。

良い作品です。


本日の音源は、Wellesz Opusさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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