東映映画『仁義なき戦い』が好きなので行ってみた呉。
この写真は2012年です。
ちょうど12年前、60歳−12年=48歳のころで、今年とおなじく辰年=年男だったかな。
なにしに行ったかは忘れましたけど、あ、思い出しました、競売セミナーだ。
とある民間資格があって、その直前受験対策セミナーを広島で開催するということで、その資格を主催する彼らからその講師をやってくれと頼まれまして。
ヒマだったんですね(当時も今も・笑)。
ギャラももらえるから「いいよ」と引き受け、出かけました。
交通費と高級ホテル宿泊費(←無駄なデラックスツインだった)は向こう持ち、そんでまぁまぁなギャラをもらった。
もちろん現地での仕事自体は"2時間くらい”で終わっちゃうのだが、せっかく人のカネで広島まで来たことだし、ギャラも“とっぱらい”(あれ?振込だったかな?)でもらったから、その後、ぶらぶら近隣各地を3日くらい遊び歩いた。
で、行ってみたのが呉です。
東映映画「仁義なき戦い」が好きなので、その舞台となった街。
いま流行りの“聖地巡礼”というやつですね。
Wikipediaから「あらすじ」を一部引用します。
今朝(令和6年3月6日・水曜)の新聞記事に呉
お、呉市が出てる!!!
毎日新聞 令和6年3月6日(水)5面(総合)
広島・呉に多機能複合防衛拠点整備へ 日鉄跡地に 防衛省
あれから呉市を訪れていないので空気感はわかりませんが、どうも“再開発”の流れのようですね。〈2023年9月で事業停止した広島県呉市の日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の跡地に「多機能な複合防衛拠点」を整備〉とあります。
呉といえば海軍。となると海上自衛隊っすね。〈防衛省は25年3月までに、海上自衛隊呉基地に司令部を置き、有事には離島などに陸自部隊を展開させる「自衛隊海上輸送群」(仮称)を新設する予定〉と同記事。
由緒正しい系譜という感じでいいっすね。
旧軍港市転換法
でね、これは宅建講師としての関心なのだが、とはいっても宅建試験での出題はない法令なのだが、広い意味でいえば都市計画なもんで、かなりマニアックとはなりますが、こんな法令があるのだよ、とご案内してみたく。
呉市の資料館にあった案内板です。今もあると思いますけど。
▼旧軍港市転換法
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC0100000220
軍港市という、なんかこう、物々しい感じ。
条文をお読みのとおりなんだけど、旧軍港市転換法が適用される市は「横須賀市、呉市、佐世保市及び舞鶴市」です。
これはワタクシの好みとなりますが、なんかこう、旧軍港市というノスタルジックな響きに誘われまして、最近もダイナマイト・ファンキーこと檜木萌さんと横須賀に行き「YOKOSKKA軍港めぐり」やら「ドブ板通りでの街宅建」やら「海軍カレー」やら、もちろん仕事がらみ(街の取材)ではあるものの、たっぷり楽しんできました。
舞鶴市にもバイクで行ったことがあります。
佐世保だね残りはね。行ったら佐世保バーガーを食してみたい。
日本列島改造論
そんでね、呉の街にあった「旧軍港市転換法」という文言が載っている案内板を見たとき、「あ、これって日本列島改造論にも載ってた法律だ」と、うれしくなったことを思い出します。
くどいようですが、旧軍港市転換法」自体は宅建試験での出題はないんですけど、でもほら、宅建講師稼業を“好きでやっている連中”のうち、都市計画とか街作りとか、そっち方面が好きな人たちは、どうしたってね。
ちなみに「日本列島改造論」ではどんなふうに載っているかというと、あ、すまん、ワタクシが持っている「日本列島改造論」は旧版(昭和47年6月20日初版)なので、復刻版とは若干ページ数が異なるかもしれぬ。
・・・すみません、かなりマニアックで。
でも、もしもご興味ある方がいらっしゃいましたら、以下もどうぞご参考ください。
いずれも終戦直後に「日本をなんとか復興させよう」ということで立法されたみたいですね。
今だとごく当たり前に“インバウンド”という文言(現象)がありますけど、終戦直後の先人たちも観光というのを経済復興の起爆剤と考えていたようです。
▼「熱海国際観光温泉文化都市建設法」はこちら
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000251
▼「京都国際文化観光都市建設法」はこちら
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000251
・・・などなど。
そろそろ春とはいえ、この時期ならではの三寒四温な日々。
もう少し陽気がよくなりましたら、どうでしょみなさん、われわれといっしょに「街宅建」に出かけませんか。
街を歩くとき、なにか一本「補助線」を引いて街角をを眺めてみると、おもしろい発見があるかもしれません(いや、あります・笑)
ご都合よろしければ、ぜひ。
今回は以上です。
最後までおつきあいくださいましてありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?