売れてるパン屋と売れてないパン屋の差

体の調子を考えて、小麦を食べるのを大幅に減らしま数か月。パン好きとしてはちょっときついけど、気づきもあった。それは、ときどき食べるパンがめちゃくちゃおいしく食べられるようになったということ。

「食を愉しむ一番の方法はお腹を減らすこと」とは誰の言葉だったか忘れたが、たまに食べるパンは本当においしい。

小麦を減らす以前、僕が日常的に行っていたパン屋さんが8軒あった。8軒のパン屋さんに行くようになって気づいたのが「売れるパン屋と売れないパン屋の差」だ。

この8軒、流行っている店も、そんなに流行っていない店もある。流行っている店はどうしてなのかを分析してみた。いつもはやっている店は以下の3つのどれかだった。

1 立地がめちゃくちゃいい

2 このパンを買うために行くという「目的になる売りパン」がある。パンの「質」が売り

3 パンの陳列にボリュームがある。まるでドン・キホーテやビレッジバンガードのような重なり合うように多種類のパンが並んでいる。パンの「密度」が売り

1と2の強みは確かによくわかる。ポイントは3の「密度」を売りにしているところ。これ、どこのパン屋でもできると思うけど、ほとんどのパン屋でやっていない。僕が見た感じだと、「重なり合うように陳列」「多種類」「隙間を作らない」「立体的陳列」「隙間を作らない」あたりがキーワード。さらにコロナ前は「コーヒー無料サービス付き」。

よく行くパン屋さんでこれで成功している店がある。正直、パンの味だけみれば、そこまで秀でているわけではない。でも食欲を刺激してくれるので、ついつい行ってしまう。いつも混んでいる人気のお店だ。

人の食欲は密度でも刺激される。スカスカの回転寿司はまずそうに見えるし、密度がぎっしりのバイキングはあれもこれも食べたくなる。

もし品目を増やすことが難しいパン屋さんなら、売る場所を狭くして密度をぎっしりさせればいいのでは。

売れるポイント  →「密度」ぎっしり!

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