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アウトプットの質は「インプットとプロセスの質」で決まる

最近、会社でプロマネを教育しているのですが、インプットとプロセスを疎かにしている人が多くてびっくりしています。

・インプットに過不足はないのか?
・プロセスは適切なのか?

この観点がまるっと抜け落ちているのです。これはつまり「アウトプットの質がインプットとプロセスで決まる」ことを認識していないからです。

1. 絶対に押さえておきたいイメージ

インプット ▶︎ プロセス ▶︎ アウトプット

全てはこの流れです。何かしらの材料があって、それをごにょごにょすると、何かが出来上がります。 インプットの質✖️プロセスの質=アウトプットの質 になります。

ポイントは掛け算であるということです。どちらか片方が絶望的に悪ければ、絶対に良いインプットにはなりません。

2. インプットの質が悪いとどうなるか

例えば、ステーキを作ろうとした時に、どんなに素晴らしいシェフが完璧な手順でステーキを焼いたとしても、その肉が腐っていたら腐っているステーキにしかなりません。

プログラムを作る時に、設計書が間違っていたらどんなに優秀なプログラマーでもバグを作り込むことになります。

だからインプットの質が重要なのです。

3. プロセスの質が悪いとどうなるか

例えば、ステーキを作ろうとした時に、超高級な黒毛和牛を使ったとしても、それを焼くのが全くの素人だったら、絶対に美味しいステーキにはなりません。

なぜなら、正しい焼き方を知らないし、良い道具があるわけでもないので、フライパンに油を引いて、肉をポンっと乗っけて焼くと思います。きっとこんな焼き方じゃないですよね。

プログラムを作る時に、設計書を見ないで作るとか、レビューの時にも設計書を見ないでレビューするとか、そもそもレビューをしないとか、正しいやり方でなければバグを埋め込むことになります。

だからプロセスの質が重要なのです。

4. プロジェクト管理で見るべき観点は明確

冒頭でアウトプットは「インプットとプロセスの掛け算である」と述べたのは、どちらかが疎かになれば求めているアウトプットにならないからです。

それを踏まえて、プロジェクト管理する上で、絶対に見るべき観点はこれです。

・インプットに過不足はないか
・インプットは正しいか
・プロセスに過不足はないか
・プロセスは正しいか

これは絶対にプロジェクト管理の観点にしないといけません。PMBOKもインプットとプロセス(ツールと技法)とアウトプットが観点です。


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