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人がものを覚えられるタイミングは、「興味があるとき」か「追い詰められたとき」

部下を持った人なら誰しも「部下がなかなか仕事を覚えてくれない」って嘆いたことはあるのでは無いでしょうか。もしくは「自分は物覚えが悪い」と悩んだことがあるのではないでしょうか。私はそんな経験を何度もしています。

■ ものを覚えられるタイミングは2つ

興味があるとき
追い詰められたとき

「興味があるとき」というのはイメージしやすいと思いますが、今回着目するのは後者の方です。

実際にあった話です。プログラム未経験の人に「DBからデータを引っ張ってきてファイルに出力する処理をJavaで作る」というタスクを与えました。しかし翌日に「プログラムが書けない」と苦悩していました。それによって進捗遅延が発生しました。その時の私のアドバイスはこれです。

「今こそ死に物狂いで勉強しろ」

「教えてやれよ」という意見もあるかもしれませんが、私はこの追い詰められた状態が、もっとも勉強意欲が高まるタイミングだと思っています。もちろん追い詰めてメンタルがやられるなんてことはあってはならないため、その人のスキルとタスクの難易度は考慮します。ヒントとして勉強の仕方などの解決の糸口はアドバイスします。

■ 忙しい時こそ勉強する

私は「忙しい時こそ勉強しろ」とも言っています。「忙しい」状態というのもある意味「追い詰められた状態」です。忙しい状態から解放されるために勉強します。

SEは知識労働者ですので日々勉強が必要ですが、勉強したことを効率良く覚えたいですよね。ですので、何かを覚えようとするときには、上記2つのタイミングを意識してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、絶対にものを覚えられるタイミング「トラブル対応」だと思います。リリースしたものがバグでシステムトラブル発生、お客様に影響発生、リカバリ、謝罪、報告・・・。

自分がトラブルの当事者だった場合には、その時のことは絶対に忘れませんよね。私も多々そんな経験をしていますが、この覚え方だけは避けたいですね。

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