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生産性向上のコツは「ムダ」を排除すること

SEは残業が多いですよね(他の業界も多いのかもしれませんが、私がSEしか経験していなので知らないのです・・・)。

では、SEが残業を減らすためにはどうすればよいでしょう?

・突然の割り込み作業を減らす
・話しかけられれる回数(電話など)を減らす
・そもそもの仕事量を減らす

などなど、考えればキリがないと思いますが、上記方法の欠点は「自分ひとりの力ではどうにもならない」ということです。割り込みや電話は相手がしてくるもの、仕事は自分の力の及ばないところから降ってくるものです。

■ 作業を早くするのではなく「ムダ」を排除する

誰かの影響も受けずに自分だけで今すぐ生産性を上げる方法があります。それが「ムダを排除する」ことです。

当たり前だと思われるかもしれませんが、私がこれまで見てきた人たちの多くは「ムダを排除する」ことではなく「作業を早くする」ことを考えていました。

作業を単純に早くするなら、キーボードを叩く速度を早くするとか、頭の回転を早くするとかですが限界がありますよね。そこで多くの人がとる行動は「ツールを探す」ことでした。

確かにツールを探すのも必要なことではあるのですが、調査・試行・評価・稟申・導入となると即効性はありません。そもそもツールが見つかる保証もありません。ツールを探したけど、自分たちに合ったものが見つからなかった。その結果、現状維持・・・という経験はありませんか?

「ムダ」はどこにでもあります。必ずあります。自分ひとりで排除できるものもあります。今すぐできるものもあります。ですから、確実に生産性を上げられる方法「ムダを排除すること」なんです。

■ 探し物の「ムダ」

仕事中に探し物をしている時間はありませんか?

○○の資料どこにいったかな?
○○のファイルはどこにあったかな?
ペンがない、ノートがない、ホッチキスがない・・・。

ビジネスパーソンは1年のうちの150時間を探し物に費やしているそうです。1人月ですね。もったいないですよね。デスク周りを整理整頓し、PCのファイルも整理整頓することで「ムダ」は排除できます。

■ 操作の「ムダ」

他にも、画面が狭くて(シングルモニタ)でコーディング時に無駄な動作をしていませんか?設計書と開発ツールをALT+TABで画面を切り替えながら作業していませんか?この画面切り替えがムダですよね。

お金を使えるならデュアルモニタにすれば良いし、お金が使えないなら設計書は事前に全て印刷してデスクに見やすいように広げておくのも「ムダ」の排除になると思います。マウスを使わずにキーボードだけで作業する人もいますが、それも「ムダ」の排除ですね。

■ 削減できる「ムダ」を見つけよう

このように、「ムダ」というのは必ず存在しているものであり、大した労力をかけずに排除できる「ムダ」はいっぱいあります。計画と準備をしっかりしておくことも「ムダ」の排除になりますね。

SEの残業が多い理由は生産性だけではなく、もっと根が深い問題がありますが、まずは自分が出来ること、「ムダ」を排除することから始めてみてはいかがでしょうか。

なお、難しいのは「ムダ」を見つけることですが、私がオススメするコツは「この作業面倒くさいな」と思うところを探してみてください。結構「ムダ」が見つかるポイントです。

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