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ヒューマンエラーの80%を削減する、超絶簡単な方法!

うっかりミス、ケアレスミス、ポカミス・・・。

「うっかりは誰にでもあるから仕方ないよね!」

そう思っている人も多いと思いますが、違います!

超簡単な方法でヒューマンエラーは80%も削減できるのです。その方法を今回、ご紹介したいと思います。

1. 指差呼称をする

やり方は簡単です!

(1) 確認対象に向けて指を差す
(2) 「〇〇ヨシ!」など、確認内容を声に出して言う

以上です!

見たことありますよね?駅員さんがやっているあれです。もともと鉄道の機関士・運転士が考え出したものだそうですが、今では、ヒューマンエラーが許されない医療の現場などでも使われています。

2. なぜそれだけでヒューマンエラーが減るのか?

とても納得できる4つの理由があります。

(1) 注意の方向づけ
人間の集中力には限界があり、常に集中できているわけではありません。集中力が落ちているときは「なんとなく確認している」という状態に陥ってしまいます。この状態では「見落とし」のようなヒューマンエラーが発生しやすくなるのです。

そこで、「なんとなく確認している」という状態から「よーし、確認するぞ!」という状態に変えてやる必要があります。そのトリガーが「指を差す」という行動なのです。能動的にに対象物に注意を向けることで、集中力、注意力を高めることができます。

(2) 多重確認の効果
人間の感覚を総動員することでミスが減ります。

・腕と指で対象を指す
・見たものを口に出して言う
・言った言葉を耳で聞く

腕、指、口、目を使うことで、目だけ、耳だけのときよりも多くの感覚を使って確認をしているため、確認の精度が上がるのです。

(3) 脳の覚醒
口や手の運動によって脳が覚醒
します。例えば、口を動かすと咬筋という顎の筋肉が使われ、これが脳を刺激します。ガムを噛むと目が覚めるという、あの現象です。

ただただ座ってひたすら画面を見てミスがないかを確認し続けていたら眠たくなってきますよね。口や手を動かすだけでも眠気は覚めるため、集中力が高まり、確認の精度が上がるのです。

(4) 焦燥反応の防止
ヒューマンエラーの要因としては以下があります。

・焦り
・慌て
・先急ぎ

これらを「焦燥反応」といいます。普段なら絶対に考えてから行動するのに、条件反射的に行動してしまっている、そういう状態のことです。

その条件反射的行動に「待った」をかけるのが指差の動作です。この動作を挟むことによって焦燥反応の抑止につながるため、ヒューマンエラーが減る、ということです。

3. 声を出すのが恥ずかしいという方へ

声を出せない場面であったり、声を出すのが恥ずかしいという場面もあると思います。そんなときは「指差確認」をしましょう。これだけでも約70%のヒューマンエラーを削減できます。

4. ぜひ試してみて!

いかがだったでしょうか。私はこれを「ここぞ」という場面では使うようにしていますが、これをやってヒューマンエラーを起こした記憶はありません。

また、「家の鍵のかけ忘れ」で不安になったことありませんか?私は家の鍵をかけた後は指差確認をしていますが、これをやるだけで不安から解放されます。

ですので、とても簡単でとても万能なテクニックですので、ぜひ実施してみてください!

なお、もっと詳しく知りたい方は以下の本を読んでみてください!


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