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結婚式に行ってきました

2023年4月22日(土)
こんばんは。
土曜日は高校の後輩の結婚式だった。

僕は鹿児島のホテルで目を覚ました。カーテンを開けっ放しにしていたせいで朝日が起こしてくれた。まぶしくて暑くて非常に不愉快だった。汗もかいていたので朝からシャワーして、白の肌着を忘れてきたことに気づき、泣く泣くコンビニへ買い物へ行った。ホテルには4人で泊まった。いつものメンバーである。みんなのほしいものもついでに買って、ホテルで一息ついた。

本当に、緊張していた。結婚式に行くのが初めてで、何か不手際とか粗相とかをしないかとずっと不安で、この一週間はずっとソワソワしていた。まるで父親だ。しかしもう後は行くだけのとこまで何とかたどり着いたので、今度は楽しみがだんだん増えてきていい感じだった。スーツに着替えて、初めてつける白のネクタイと、チーフを準備し、青山で買ったクラッチバッグに御祝儀を入れてみんなで式場へ向かった。部屋を出る前4人で写真を撮ったが、いつも遊んでるこのメンバーがこんなめでたい服装で一緒に写ることなんてもうあるかないかわからないからなんだかしみじみした。

そんで式場に到着し、受付ロビーに行くと高校の頃の後輩がいた。少し説明すると、ホテルに泊まった4人は高校演劇部の同期男子で、1つ下の後輩には男子が2人おり、その内の1人(Nくん)が今回結婚し、もう1人(Sくん)がロビーに来ていた。NくんとSくんは高校の頃からずっと仲良しで、僕たちが卒業してから2人で力を合わせて部活を引っ張ってくれた。だから僕含め4人が招待されてるということはSくんはもちろん招待されているのだ。5人とも鹿児島へ来るのは遠い!けど、こうしてNくんの晴れ舞台に集まれて良かった。御祝儀袋をふくさからオドオド渡して芳名を書き、Sくんとの再会に喜んだ。Sくんとは5年くらい会ってないし、話してもないから本当に久しぶりで距離感もわからなくて変な感じで話していた。でも全然変わってなかった。高校の頃を思い出してしまいました。

程なくして式場へ案内され、友人らしく後ろの方で固まって座った。厳かな雰囲気と緊張からか、Nくんが最初一人で出てきたところですでに泣いてしまった。どこかで泣くとは思っていたけどまさかNくん見ただけで泣くとは思ってなくてハンカチが足りるか不安だった(ハンカチは3枚持ってきていたけど式には1枚しか持ってきていない)。そして後ろのスクリーンに映像が流れ、はじめ赤ちゃんの写真で「あーNくんこんな感じやったんや」と思って見ていたら、文字で『お父さん、女の子が生まれて嬉しかったかな』と出てきてそこで新婦さんの写真だったことに気づいた。後で話したら全員Nくんだと思ってたみたいで面白かった。そして、新婦さんがお父さんと登場し、泣いた。お母さんがベールをかけるときに何か新婦さんに話しかけており、涙があふれた。バージンロードを2人で歩く姿を見ながら泣いていた。お父さんからNくんへ新婦さんが移動するとこで泣いた。そして2人が誓いの言葉、指輪の交換、聖書に何かはめ、拍手した。キスもしてた。順番は忘れた。そんで2人が新たな夫婦としてそこを後にし、僕たちも外へ出た。

出てすぐのところで花びらをもらって、しばらく待機していた。外の景色が最高で、満点の晴天で気持ち共々最高に明るい空間に2人がやって来て花びらをみんなが投げ花道を作った。フラワーシャワーと言うらしい。そして2人と記念撮影、みんなでした後、グループごとに写真を撮った。そこで初めてNくんと話した。話したというか挨拶したというかもう段取りという感じでとにかく写真を撮り、さっさと次のグループへという流れだった。みんなで高校の頃のポーズで写真を撮った。高校の頃みんなで写真を撮るといえばこのポーズというのがあって、Nくんが提案してくれてみんなが思い出した。そんで我々は階段を降りて披露宴会場に通された。

四角いテーブルがそれぞれ5つずつ並んでおり、一番端に親族席があった。席には自分の名前が書かれた札があって、改めて招待してもらえて嬉しいと思った。もう既に目が赤くて「式でそれやったら披露宴大丈夫か」と心配されたが大丈夫も何も泣くつもりで来てるから問題はない。そんでしばらくご歓談をしているとオープニングムービー(新郎新婦作)が流れて2人が登場した。また泣いた。新婦さんのお兄さんによる乾杯の挨拶、Nくんの職場の方、新婦さんの職場の方のスピーチがあって料理を食べてる暇がなかった。料理は美味しかったけど結構泣いてたから正直ほとんど味がわからなかった。お色直しに新婦さんがお母さんと退場するところで泣いた。余興で新婦さんの友人の方々によるダンス(新婦さんも踊ってた)や、サプライズのムービーが流れたりした。ダンスでは泣かなかった。新郎のNくんもお兄さんと一緒にお色直しに行って新郎もあるんだ!と思った。再び2人が登場して、ウエディングケーキがやってきてケーキ入刀のやつをやってた。写真を撮りに行った。お互いがあーんして本当に幸せだった。友人代表のスピーチが、Sくんだった。僕はそうだろうというか、そうであってほしいと思っていたのでNくんがSくんを友人代表スピーチに指名したのが本当に嬉しかった。Sくんは今日ずっと緊張していて受付の2時間前くらいに式場に着いてソワソワしてたみたいでそれもなんか良かった。卒業してもこの2人はお互いのことを大切にしていてずっとそんな関係が続いてることを知れて嬉しかった。スピーチは本当に上手だった。何も見ずに台本感もなく会場に何度も笑いをもたらしてしかもNくんを想った内容も少しいじった内容も盛り込まれていて感動した。なんだか本当に暖かい気持ちになった。テーブルごとに新郎新婦と写真を撮った。何もない時間にNくんがトイレから帰ってきたときにSくんと2人で短く何か話してる姿が良かった。色々あって、新婦さんがご両親へお手紙を書いてきててそれをみんなで聴いて泣いた。新郎のお父さんが親族を代表してご挨拶された。喫煙所でお父さんと一緒になった友達が「タバコが増えて仕方ないと言ってた」と聞けて良かった。新郎側もご家族は緊張するんだなあと思った。新郎のNくんが最後の挨拶をし、Nくんが今日初めて泣いた。Nくんって泣くんだと思った。僕も泣いていた。今思い出しても泣いてしまう。そして2人が会場を後にして、最後、今日のことのムービーが流れた。今日の写真や映像がもうクオリティの高い映像として今見ているのが凄すぎた。途中でNくんと新婦さんが式場に来ている映像があって、たぶん式場の下見だと思うけどそこでNくんがひざまずいて何してるかはわからなかったけど結婚ぽくて、なんか文字にするの難しいけどこれ多分一生覚えてるから僕の頭の中に映像あるからちょっと一旦そういうことにしてもらって、映像のこの部分がヤバくて、めっちゃ泣いた。一番泣いたかも。映像が終わった後は、さっきまで泣いてる僕を見て笑ってた友達も泣いてたし、「とってます(涙は今じゃないという意味)」とどこかのタイミングで言ってたSくんも涙を拭ってた。隣の席の友達はちょこちょこ泣いてたし今も泣いてた。あと1人の酒飲みまくって安全に酔ってた友達は全く泣いてなくて安心した。しばらくみんなでスンスンした。ウエディングケーキを急いで食べた。涙が止んでも、ついさっきのことを思い出すとすぐに涙が出てくるので何も考えないようにしてた。横の泣いてた友達が「高校の頃のNくんと一緒に過ごした時を思い出すな」と言ってて僕もまた泣いた。帰り際にお兄さんに挨拶して会場を後にした。最後新郎新婦とご両親たちが見送りに立っておられて、少し話せた。プレゼントをもらって、本当にさよならした。また帰ってきたらゆっくり話そうと約束した。

Sくんは仕事が忙しくてすぐにタクシーに乗って飛行機乗って帰って行った。はじめは「もしかしたら途中で抜けるかもしれません」と言っていたから最後まで居れて良かった。晴れてて良かった。鹿児島空港に昨日着いた時は雨が降っていたから心配だったけどもうこの2人を祝福するかのように晴れていた。ホテルからはタクシーで来た道を4人で歩いて帰った。みんな笑ってみんな幸せそうに帰った。帰りはずっと笑ってた。

ホテルに着いたら一気に疲れた。泣き疲れて目もしぱしぱしてた。なんやかんやみんな寝転がって、結局1時間くらいしてから晩ご飯に動き出した。晩ご飯は天文館にあるしゃぶしゃぶのお店で済ませた。なんと1人3,000円の旅行支援クーポンを使えたので900円でコースを食べれた。天文館をブラブラしてタクシー乗って帰った。ほんと書くことじゃないかもしれないが、有料のカードを買って4人でエロいやつ見てゲラゲラ笑った。

寝るのに目つぶった時に今日の結婚式の映像がバーッと浮かんできた。人生で初めての結婚式だったけど、こんなに感動するとは思わなかった。晴れ舞台だからえんえん泣くより笑って楽しく過ごすのがいいんだろうけどなんか勝手に涙が出てきた。悲しいわけでもないし、何の涙かうまく説明できないけど、式の始まりから披露宴の終わりまでほとんどの時間泣いてた。新婦さんとかこの日初めて見る人だったのに歩いてるだけで泣けた。新郎側の席で、新婦さんに宛てたムービーで泣いてた。とにかく幸せだった。本当に幸せな空間、幸せな時間だった。みんなが2人の幸せを祈っていた。結婚式って本当に素敵だなと思った。招待してくれて本当にありがとう。そして結婚おめでとう!幸せな夫婦になってね。

たきざきでした。また来ます。

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