絶望と希望
今日は3連休の最終日。転職して初めて3連休がもらえた。
シフト制だからまとまった休みをとるのはなかなか難しいけど、4連勤以上がめったにないというのもうれしいから別に不満があるわけではない。
それでも久しぶりの3連休はやっぱりウキウキした。
昨日までの2日間は久々に実家に帰っていた。甥っ子と遊んで、母が作ったご飯を食べて、甥っ子と母に誕生日のプレゼントを渡して、写真を撮って、心がじんわり安らいだ。
今日は、ひとりで映画を観に行った。インサイド・ヘッド2と迷ってラストマイルを観た。
アンナチュラルもMIU404も好きなドラマだったから、ファンとしてうれしいシーンもあったけど、それとはまた別の新しい作品として、しっかり楽しめた。
ここから先は、ネタバレのつもりはないのだけど、念のためネタバレタグをつけておく。
アンナチュラルやMIU404もそうだけど、今回のラストマイルも社会問題を取り扱っていて、ノンフィクションであっても他人事じゃなくて、観ながらどうしても絶望してしまう。
こんなに辛い社会でなんでみんなそんなに頑張れるのだろうと思ってしまうけど、そう感じている自分もまたきっと同じように頑張っている。
社会を変える方法はわからないし、わかったところで自分一人じゃどうにもできないと思っているけど、そう思っているのは自分だけじゃない。
みんなそこまでわかっているのに、一人でひたすら頑張り続けている。
社会は、苦しみながら生きていくことに慣れすぎている気がする。
ラストマイルでは、「カスタマーセントリック」がひとつのキーワードになっている。
実際に顧客中心主義というのは多くの企業のポリシーになっているだろうし、それ自体は決して悪いことではないはず。
そして、ポリシーに従い、自分の仕事に責任と誇りを持って戦う姿は勇ましい。
だけど、それが良いとされる社会では、自分自身を大切にするということにすら勇気がいる。
だから、カスタマー、相手のために、だけではなく、自分のためを思って行動することも欠かせないことだと理解しあえるようになりたい。
それもみんなきっとわかっているけど、残念ながら声を大にして言えない風潮がまだあるのも確か。
でもちゃんとみんなわかっているはず。
みんな頑張っているし、誰も苦しませたくない。
だけどいつまでもどうしたらいいかわからないままでいる。
映画では、それぞれの大きな勇気が連鎖してようやく社会が小さく変化した。
みんな十分頑張っているのだから、自分を守る勇気を持って、一人一人が社会を変えられる力があるという希望を持って、少しずつでも苦しみがなくなっていくことを願う。
自分に出来ることなんてないと感じるけど、結局は自分自身や身近な人を大切にするということから始まるように思う。
3連休最終日に、考えさせられるものを観たおかげでなんだか心がずっしりしてるけど、希望は絶望の中にある。
自分を大事に、明日からも過ごしていこう〜。
追記:私の書くものは大体この結論にたどり着く気がする。自分にとって大事な考えだということがわかるのと同時に、自分の考え方の偏りを自覚する。いろんな見方ができるようになりたいな。
全然関係ない追記でした。
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