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【ガールズバンドクライ】桃香さんの使用しているエフェクターは?音作りは?アニメ&楽曲から考察します!


お疲れ様です。タキタロウです。
今回の記事は「ガールズバンドクライ」に登場するバンド、トゲナシトゲアリのギター、河原木桃香が使用していると思われるエフェクターを紹介しながらその機材や配置から音作りについても考察していきたいと思います。


桃香さんが使用しているギターについては
こちらの記事で紹介していますので
まだ、見ていない方はよろしければご視聴くださいませ。


このnoteではギターや音楽を軸に時にはアニメやゲームを絡めながら
マニアックな内容を語っていく記事を配信しています。
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それでは本編スタートです!




はい。それでは早速ですが桃香さんが使用している
エフェクターについて見ていきましょう。

ガールズバンドクライの劇中、桃香さんの足元が映るシーンは結構あります。


7話終了時点で使用しているエフェクターは4個。


■ディストーション PROCO RAT2


まずは1個目。
PROCO RAT2


こちらは定番機種ですね。
PROCO RAT2は、ディストーションペダルの定番中の定番で、
一時期ジェフ・ベックが愛用したことでブレイクしました。
このペダルは、強力な歪みと共に太い音を提供し、ライブでも頼りになる1台です。
通常、ディストーションペダルは歪ませると音が細くなりがちですが、
RATはバンドの中でも埋もれることなく前に抜けるサウンドを持っています。

さらに、少しファズっぽさもあり、ゲインを上げるとメタリックな音色に、
ゲインを抑えるとブースターやクランチペダルとしても使える、
個性的で使いやすいエフェクターです。
最近だとぼっち・ざ・ろっくのぼっちちゃんや喜多ちゃんも使用していることで話題になりました。


タキタロウも学生時代から愛用しているペダルの一つになります。


RATは1978年に発表: PROCO社によって開発され、
荒々しいロックなサウンドで人気を博しました。
初期の横長の箱型から1984年に現在のコンパクトなデザインに変更されています。

RAT、最大の特徴と言えばやはり中央のFILTERノブでしょう。
独特なトーン調整が可能。一般的なエフェクターではTONEノブを上げると
ローカットされますが、RATのFILTERノブはハイカットして
モコモコとしたトーンにします。

これにより、ハイゲインでも太い音が出る特性が生まれます。
価格は現在の新品だと1万5000円ほど。タキタロウが購入したころより随分
値段が上がりました。当時は8000円ほどで新品を購入した記憶があります。

■イコライザー BOSS GE-7


続いて2個目。
恐らくBOSS GE-7




ノブではなく長方形に伸びたシェーダーが見えることからの予想しました。


色的に同じくBOSSのdimensionCと悩んだのですが
3個目に使用するエフェクターとの兼ね合いから考えてこちらと予想しました。

BOSS GE-7の特徴を解説していきます。
BOSS GE-7は、非常に人気のある7バンドグラフィックイコライザー
ペダルです。ギタリストにとって、音色の細かい調整が可能で、
特にライブやレコーディングで重宝されます。
クリーントーンの調整や、ディストーションやオーバードライブの音を
強調するために使用できます。

また、特定の周波数をブーストまたはカットすることで、ミックスの中でギターがしっかりと前に出るように調整できます。

具体的な仕様例を紹介します。
ブーストペダルとしての使用。オーバードライブやディストーションの前に置くことで、特定の周波数を強調してサウンドにパンチを与えることができます。

特定のトーンを強調。クリーンサウンドにハイエンドを加えたり、ミッドレンジをブーストしてソロが際立つようにしたりできます。

価格は現在の新品だと1万4000円ほど。中古ですと7700円程で入手可能です。

■コーラス BOSS CE-2


3個目のエフェクター紹介していきます。
BOSS CE-2


こちらはコーラスになります。
コーラスはサウンドに広がりと奥行きを加えるエフェクターです。
コーラスは、元の音にわずかに遅れたコピー音を加えることで、
豊かで厚みのあるサウンドを作り出します。
BOSS CE-2 は1979年にリリースされたギター専用に設計された
コーラスエフェクトを搭載したコンパクトなペダルです。

CE-1に比べて揺れ感が浅く、ギターサウンドの
キレを損なわない爽やかなコーラスが特徴です。
オリジナルのCE-2はモノラル出力ですが、最近発売された
CE-2Wではステレオ出力が可能で、より広がりのあるサウンドを実現しています。



CE-1はレッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテが
愛用していることで有名です。


1976年、スタジオ常設機器としても定番であるローランドのギターアンプ
JC-120から、コーラスエフェクトのみを取り出すコンセプトで生まれた
CE-1 Chorus Ensembleが、BOSS初のエフェクターとなりました。
CE-1は発売当初、キーボード奏者を中心に人気を博し、
その後ギタリストにも広まりました。

CE-1の発売から3年後、ギタリスト待望のコンパクトなコーラスペダルとして、CE-2 が登場しました。

CE-2は、CE-1のコーラスエフェクトメカニズムを踏襲しつつ、
ギター向けに回路を再構成し、ノイズ処理を強化しました。
また、入出力はモノラル仕様とし、サイズもCE-1の1/3以下に縮小されました。

これにより、ギタリストたちに大歓迎され、大ヒットを記録しました。
回路のコンパクト化によって得られたシャープな高域と濃厚な中域は、
CE-1とは異なる特徴的な音色を生み出し、現在でも愛され続けています。
当時、CE-1とCE-2が併売されていたことからも、
両者の魅力が異なっていたことが伺えます。

現行のCE-2Wは約26,000円で販売されており、
オリジナルのCE-2は3~6万円の価格帯で取引されています。
当時の定価は13,000円でした。

番外編 BOSS DC-2 dimensionC


BOSS dimensionCと悩んだという話をしましたが、じつはdimensionCも
コーラスのエフェクターとなります。



同じコーラスエフェクターでもキャラクターが異なるので設定次第で色々
面白い設定はできそうなのですがセオリーからは少し外れるので除外しました。
ちなみにBOSS Dimension Cですがエフェクターの設定における「つまみ」という概念を覆した革新的なペダルです。
このペダルは、4つのボタンから1つを押すだけで、
綿密にプリセットされたサウンドを瞬時に引き出すことができます。
これにより、複雑な設定を必要とせず、直感的に多彩なサウンドを
楽しむことが可能です。
コーラスに近い効果を持ちながら、音の揺らぎがほとんどないため、
「揺れないコーラス」として知られています。
オリジナルの価格:は2.5~3万円
現行モデルの技クラフトの価格:は28,600円
となります。

■ルーパー Tc Electronic Ditto X4 Looper


最後に4個目。
Tc Electronic Ditto X4 Looper



コチラは作中でも説明がありましたが、ループマシンとなります。
Ditto X4 Looperは、Dittoシリーズの「ギタリストによる、
ギタリストのためのルーパー」という基本コンセプトを基に、
シンプルな操作性に加えてデュアル・ループトラック、
7種類のループエフェクト、ループディケイ、MIDI Sync機能など、
クリエイティブな機能を搭載したフラッグシップ・ルーパーペダルです。


主な特徴としては
MIDI同期機能: 外部MIDIと同期して、緻密なコントロールが可能
デュアル・ループトラック機能: ループ1にループ2を録音したり、
別々のトラックを演奏中に切り替えることができ、より多彩な演奏を実現
最大5分のループタイムや無制限のオーバーダブとなります。
価格は新品で4万円程度となります。

■エフェクターまとめ


まとめると
メインの歪みエフェクターとしてRAT2



細かいの音の調整&ブースターとしてもしくはBOSS GE-7



空間系としてBOSS CE-2



ループマシンとしてDitto X4 Looper


となります。


■音作り考察1



桃香さんが使用しているエフェクターの目星がついたところで、
次は音作りについて考察していきます。

最初、スタジオ練習とライブ時には用意するセットを
変えているのかと思いましたがボードに入れているだけで中身は同じようでした。


スタジオ練習時


ライブ時


なので、実質ギターの音作りに使用しているエフェクターは3個となります。

昨今のバンドの流行を鑑みるとシンプルかつ男前なセッティングですね!


まずはアンプです。作中で使われているアンプは定番のマーシャルとなります。


型番は不明ですがJCM800や2000でしょうか。
音源を聞き比べるとギターの音はどんな曲でも
そこまで歪んでいないように聞こえます。

なのでアンプ側の設定でも歪ませているとは考えにくい。
アンプ側の設定としてはクランチを基本。
イコライザーは常に踏みっぱなし。
また、アルペジオが曲中結構多用されているので、
そのときにコーラスを使用。

そして、ソロの時にRATを踏んでいると予想しました。
RATの設定もそこまでガッツリ歪みを足すのではなく
音を太くさせる&サステインを稼ぐのが目的で踏んでいるのかと思われます。

とは言えエフェクターの設定次第でCE-2をブースター替わりに
使うこともできるので、曲によって使い分けているのかもしれません。


■音作り考察2


ちなみに2個目のエフェクターがイコライザーではなくコーラスである
dimensionCだった場合ですが、
アンプの設定はクランチではなくクリーン。

RATは踏みっぱなしでクランチになるように設定。
それに加えて恐らくdimensionCの1番に設定しつつ、ソロ時にCE-2を踏んで
ブースター替わりにするという設定もありうるかと思いました。

セオリー的にはあまりやらない接続順ですが、タキタロウも
RAT→薄いコーラス→深めのコーラスで繋いでみたのですが
演奏する曲によっては全然アリに思えました。

余談ですがライブでのルーパー使い方について。
恐らくライブ時にルーパーでトラックを作成して呼び出すこともやっている
とは思うのですが、事前にバッキング等トラックを制作して仕込んでいると
予想されます。

智ちゃんとルパさんが加入するまでは3ピース、しかもギターは1本だけなので、普通に演奏するとどうしてもスカスカになってしまいます。


ベース音やシンセパート、ライブ当日ではどうしても再現できない複数音色を重ねたギタートラックはDAW上に入れて、管理していると予想されます。


実際ライブシーンではすばるちゃんの横にPCを置いて、
同期演奏できるようにしていますね。


更に細かい話をすると智ちゃんとルパさんと初めて合わせた時から
ルーパーは機材から無くなっていますね。


さて、ここまでご覧いただきましてありがとうございました。
今回は「ガールズバンドクライ」に登場するバンド、トゲナシトゲアリの
ギター、河原木 桃香が使用していると思われるエフェクターと
その機材や配置から音作りについても考察していきました。

今回話してきた内容はもちろんタキタロウのいち解釈ですので、
このエフェクターはこれだろ!や
いやいや音作り的にはこういうセッティングはこうじゃね?等ありましたら
コメントで教えて頂ければ幸いです。


それではタキタロウでした!
バイバイ!

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■コピーライト&引用元

©東映アニメーション
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス

・BOSS GE-7
https://www.boss.info/jp/products/ge-7/
・BOSS CE-2
https://www.boss.info/jp/products/ce-2w/
・Boss DC-2
https://www.boss.info/jp/products/dc-2w/
・PROCO RAT2
https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/0765811580546
・tc electronic DITTO X4 LOOPER https://electori.co.jp/tcelectronic/DITTO_X4_LOOPER.htm

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