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元気になるおまじないをあげる

昔、まだガラケーの時代にメールを返す時に
わざわざ改行して返してたのってなんなんだろうね。そんなことを考えながら、ほうじ茶を飲んで電車に揺られている。

早いようで一日毎に見てみると濃かった一年が終わろうとしています。

カフェイン中毒じゃないけれども
たまに飲むブラックコーヒーは活力を倍増させることも分かった一年だ。

そんなつもりもないのに、取り出すスマホ。

何百万ダウンロードしていることを前面に押し出しているニュースアプリを何回も開いては閉じてを繰り返す。

僕は焦るとニュースアプリを開いてしまう癖がある。

プライベートの痴話喧嘩でも、
仕事中でも、
「あの時」も、
ニュースアプリを開いていた。

まだ僕が小学生の頃、
21〜22時からやっているバラエティ番組の話でいつも朝は盛り上がっていた。
僕の家は小学生の時は就寝時間が
21時だったので、見ることが出来なくてコソコソと見ることが多かった。
周りと共通の話題を知り得ることで、
何かを得ていたな。今残っているものは何もないけれど。

当たり前だった21時就寝が今はどうだろう。
21時に仕事から帰れたらいい方だ。

洗脳ってのは簡単で、
人に情報を与えることを極端に少なくすればいいだけの話だ。

当たり前は誰かに決められるものじゃなくて
自分が知り得た知識、経験から出てくる自分の中の聖域なだけだから、
当たり前を押し付けてはいけないと
思春期あたりで気づけて良かったなぁ。
出来ないこともたくさん今でもあるから反省だ。
こんな、どうしようもない自分を顧みたときにニュースアプリをよく開く。

紛れ込ませるんだ。

情報の波に、

自分という存在を
だれにも見れないように。

知らない内に誰かをたくさん傷つけてきたんだろう。
いやそんなことない。
知っていながらもたくさん傷つけてきたんだろう。

だからもう会えないような人も沢山いるんだろうな。

そんなことをヒシヒシと感じた一年だったな。

昨日のような出来事だと思っていることでも
相手はあんなことがあったねで
記憶の片隅に片付けられてしまうことだらけだ。

相手は現実をしっかり見て、「自分」って奴を幸せにするために前に進んでる。

僕はニュースアプリを見て、「自分」って奴を誤魔化すために、情報の波に飲まれる「フリ」をする。

諦めが悪いのではなくて
納得してないだけだった。

大事なことはなんだろう。
教えてもらうものでもないのかな。

あそこで、あんな行動しなきゃ良かったとかでは無くて、あんな行動しか出来ない自分を認めよう。

君が、泣いてることを知らないフリを
しているのはいけないことではなくて、
泣いてる泣いてない関係なく、
抱きしめて謝れる自分になろう。

友達に戻れないあいつも、あの子も、
今の自分を作った大切な人だから、
誰も蔑ろにしないようにしよう。
また、会えるならお酒でも奢ろう。

全肯定してくれる友人はいつも笑顔だ。
じゃあその笑顔を消せない為に自分が何が出来るか考えよう。

暖かいお茶を飲んだって1時間もすればぬるま湯だ。
そんなぬるま湯も喉痛めてる僕にとっては良薬だ。

僕は調布の空気感が好きで、
人の祝福を祝えるだけの天使にはなれなくて、人の災厄を願うだけの悪魔にはなれない僕だから。

謝るんではなくて、どうしたらいいかを考えられるクソガキでいよう。

僕は歳を取ったって、元気になれる魔法は
腹抱えて笑える人と腹抱えて笑って抱いて泣くのが一番だ。

「あの時」の僕と今こうしている「僕」は同じだ。

元気になれるおまじないを

持っているのはいつも

「僕」だ。



2020年は絶対オリンピックに負けない思い出を作れる僕になるさ。

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