見出し画像

行政書士試験の勉強のために 六法はどれを買えばよいのだろうか?

こんにちは。滝川沙希です。今回は、六法についてお伝えします。

六法って?

六法とは、いろいろな法典が掲載されている本のことです。「六法」で画像検索をすると、本当にいろんな六法が各社から出版されてます。好きな方は、1冊だけでなく何冊も購入する方がいます。

行政書士試験の試験勉強のためだけに、どんな六法を購入する必要があるのか。これは実は難題です。何故なら、人によって環境が違うからです。

まず、この春から法学部などに進学する方は、おそらく4月の早い時点で購入することになります。そして、多くの場合「法律学小事典」などという時点とセットで購入することを勧められます。つまり、この記事を読んでいる方の中で2年生以上の方は、すでに何らかの六法をお持ちの方がいらっしゃるはずです。
そういう方で特に不満がない場合は、あえてもう一冊六法をお勧めする必要はないように感じます。

次に、「この春入学する」「まだ持っていないからお勧めを教えてくれ」という方もいるでしょう。
少し待ってください。この方たちには、「大学の講義を受講するので六法が必要な方」と「そうでない方」がいるはずです。
「大学の講義を受講するので六法が必要な方」の多くは、試験があるはずです。そして試験では「判例付き六法の持ち込みは不可!」とされることが多いです(例外もあります)。
ですから大学の講義を受講する方は、判例が掲載されていないものは必須です。試験直前に誰かから借りることができればよいですが、友人や先輩も同じ時期に試験を受けるので、期待はできません・・・。そしてスマホのアプリで見ているよという方も、注意してください。スマホを見ながら試験を受けることは、通常できないはずです。

行政書士試験の勉強しか考えていない方は、判例が掲載されているものでも、そうでないものでも、どちらでも構いません。一長一短です。判例付きが圧倒的に便利そうですが、判例がついていると、条文と次の条文との間に判例がありかえって邪魔で読みづらいということもあります。複数の六法を使い分ける方もいるのはそういう事情もあります。

「行政書士試験六法」のようなものも書店にあります。お好みで購入なさっても良いですが、財力に余裕があれば、そして相性が良さそうだなと感じたら購入なさってください。ただし、少し勉強してからでも遅くないです。

もらっても良いのでは?

もちろん構いません。ただ、皆さんが受験する2020年度以降は、改正民法に基づいて出題されることになっています。現行(?)民法での出題は2019年度の試験まででした。ですから、先輩から譲り受ける場合には、改正民法が掲載されているものでないと、厳しいです。大学講義も改正民法で行われますしね。
大学受験での英語の辞書とはちょっと違うのは、この“法律の改正”ということです。多くの六法は10月ごろ発売されます。皆さんが春に手に取るのは2019年10月に発行された2020年版の六法になります。悪いことは言いませんので古いのはやめたほうがよいです。

最後に

今回は、六法について、いろいろ紹介しました。なるべく1冊は持っておいたほうが良いですが、どの六法が良いかは、全くのお好みです。

また、判例付き六法、スマホで見る場合の長所、短所、古い六法利用時のは注意点もお伝えしました。



できればサポートお願いします。法律学の勉強の苦痛から少しでも皆様が解放されるように活動しています! 新規六法の購入費用に充てていきます(笑)