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J1第15節 vs横浜FC

クリーンシートで三連勝である。
徳真をボランチに入れた4-2-3-1。レオセアラの下はDAZN予想の香川ではなく、おっくんである。香川の使い方をさすが小菊さん心得ている。ディフェンスラインからボールを落ち着かせ、時には絶妙なカウンターを仕掛けるパス、時にはPAに切り込み、相手守備陣を掻き壊すドリブル。今日の2点とも香川の起点からだった。
風が強く、5月最後のゲームはあまり気温も上がらなかった。ぶどう付きのウッドデッキシートだったので、娘とぶどうを食べながら、ピッチ全体を見渡せる最上段に近いところからの鑑賞。
場所が場所だけに周りは小さな子どもを連れたファミリーが多く、幼稚園状態。初めてサッカー観戦に来たみたいなカップルが香川のプレーに興奮していた。チャントを歌っているのも僕と後ろの年配女性二人組のみとなかなかほのぼの。
そんな人たちにはとってもフィットしそうな、分かりやすくセレッソがゲームをコントロールし続けた試合となった。ボールを失わないように丁寧に回しながら、相手のバランスを見て一気にボランチからサイドチェンジ、あるいはジンヒョンやCBからロングフィード。きょうは終始この辺の展開が効いていた。レオセアラやクルークスが強い。
小さな怪我やTM・ルヴァン活躍からの先発とか微妙にスタメンが変わるなか、サッカーの完成度がいよいよ高まってきたような気がする。きょうは特にバランスも良く、前半で3,4点入っていてもおかしくない出来だった。そんななか、少し焦れていたときに推しの為田のヘディングで先制。クルークス、山中、レオセアラで何度もトライアルしていたなかで、突然の毎熊→為田である。さすが香川。
後半は少し拮抗した展開になったものの、中原、カピシャーバがゲームをダイナミックに動かす。後半の交代時間が少しずつ早くなっているのは、交代選手への期待の表れだろう。スタメンとサブ、両方楽しめる。今年は楽しい。進藤のインタビューも楽しく、チーム状況の良さが表れていた。
15節を終えた時点で、1試合あたりの勝点が1.73、失点が1.00。これは今季当初に小菊監督が掲げた目標値とほぼイコール。成績も内容も伴ってきた。
さあ、次は名古屋、そして神戸。この2つを穫れるか。今季を占う2戦が待つ。

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