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J1第5節 vs湘南ベルマーレ

2-0
アカデミー若侍の2発

前回ヴィトーレ・ブエノが美しいゴラッソを決め、柴山も合わせてJリーグ初ゴールが2つ重なり、2連勝を決めたセレッソは、クラブ史上初の開幕5戦無敗をかけて湘南ベルマーレを招いた。
スタメンは香川が抜け、ブエノに。ルーカス・フェルナンデスが復帰。退場で出場停止の柴山の代わりに、渡辺りょうと北野颯太が今季初のベンチ入り。練習参加が報じられていた山田と清武はまだベンチ入りしなかった。前線3人+ブエノのブラジル人4人が前に並んだ。

試合展開、前半は湘南ベルマーレに苦戦。香川がおらず、ブエノ中心でビルドアップを組み立てきれなかったのか、息が合わなかったり、ショートパスを引っ掛けられてボールを失い、ショートカウンターを何度も食らう。あわや失点という場面をジョンヒョンのスーパーセーブで防ぎ、一方でセレッソも数度訪れた決定機を決めきることができないまま、試合は後半へ。
そして、後半に試合は動く。ブエノの美しいコーナーキックにへディンガー舩木が頭で叩き込む。昨季あまり見られなかったコーナーキックからの得点は今季2点目。武器になってきた。
さらに、そのブエノと交代で入った北野がジンヒョンのロングパスにレオセアラが落としたところを抜け出して追加点。昨季にJリーグ初ゴールを決めたものの、怪我で長期離脱もあり、2年連続で苦しいシーズンを過ごしたセレッソの宝が小菊監督の起用に応える見事な復帰を果たした。
ブラジル人ではなく、アカデミー出身者が2ゴールを挙げ、守備は最後の砦がゴールマウスを守り切り、クリーンシートで3連勝を飾った。

セレッソにとっては、非常に重要な試合だった。昨季うまく波に乗れなかったのは、調子のいいときに休み明けで勝てない、あるいは相手に分析されだすと勝てない。また、前半の課題を修正しきれない、セットプレーで点が取れない、下位チームに星を落とすといった点も課題だった。
そんな課題を数々乗り越えてのこの勝利は、自信にもなるし、勢いもつく。アウェイ連戦に向けて良いスタートになった。
ジンヒョンの素晴らしさは言うまでもないが、1点目をとった舩木が試合ごとに成長している。本来のポジションではない、といいながらCBは西尾よりも安定感を見せ、得意のロングフィードは瀬古並に武器になってきた。そして、ヘディング。頼もしい選手に成長した。
今日の試合は湘南もよく守ったが、結果的にはセレッソの守り勝ち。守備陣の勝利だった。

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