CODA
音楽用語の"繰り返す"のコーダではなく、
Children of Deaf Adults
「聴こえない親をもつこども」
のこと。
この言葉を知ったのは1年前くらい。
自分のことを部類わけする言葉があるんだって知って、
ちょっとショックだった。
月並みだけど
あー
やっぱちょっとうちって違うんだぁ〜
っておもった。
しばらくして、
こういう言葉があるということは、
世の中には自分以外にもそういう環境のひとっているのかぁ
って気付いてまたショックを受けた。
特別な環境に生まれた少年マンガの主人公!みたいなきもちになっていたからだろう。
まだ思っているし…
中学生くらいのときに、
みんなと環境が違うことに違和感を覚えて、
図書館のPCで
[聴こえない 親 子ども]🔍
インターネットで検索したことがあった。
当時は、
当たり前みたいに"聴こえない子どもを持つ親"が検索結果に出てきて、
いや、違うんだが(真顔)
ってなって、
なんの解決にも助けにもならなかったのを覚えている。
いまはCODAという存在を発信している人が多くなってきたみたいで、
検索結果に存在が出てきて嬉しい。
親が健常者ではないって伝えるって、
自分左利きなんですって伝えるのと、
そんなに大差がないと思っている。
でも、受け取る側は違うみたいで、
「あ、なんかやべぇこと聞いちゃったな」って顔をする。
その顔を見たくなくって、
嫌なきもちにさせた?って考えることすら嫌で、
聞かれたりしない限りは言わなくなっていった。
"障がい者"っていう言葉がそうさせるのかな。
可哀想…😔みたいな音の響きするし。
わたしは"特徴をもつひと"って解釈している。
・背が高い
・口が大きい
この一覧に、
・聴こえないひと
が含まれても、あまり違和感を感じない。
わたしは。
ひとつの属性。側面。
それがそのひとの全てな訳ではない。
受け取り方はそれぞれだし、
こうじゃなきゃ駄目なんて無いし、
今はまだ確かに"不便"は存在するんだけれど。
なんか…やっと、
こういう話をしてみようって気になって綴ってみた。
フィルターをかけて見られるんじゃないかって
すこし不安なきもちもありつつ。
そのフィルターがコンタクトレンズとか眼鏡みたいに
わたしをよりみえるようにするものになったらいいなとかおもいつつ。
話して誰かの助けになろうとか、
ボランティアみたいな、
そういう気持ちはあんまりない。
結果的にそうなったなら、そりゃあすっごく嬉しいけれど、
自分の気持ちの整理のために吐き出してみて、
ついでに公開してみたってだけでした。
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