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算命学の五常(仁・義・礼・智・信)

算命学では陰陽五行説に従って何事も分けて考えます。
儒教の教えである五常(仁、義、礼、智、信)も方向で説明されています。

仁(東・和合)
人を思いやる。

義(西・闘い)
理屈抜きに、やるべきことをやる。

礼(南・目下)
(自分が目下の心になり)思いやりの心を持って人に尽くすこと。

智(北・目上)
格調の高い教えを目上、師匠から学ぶ

信(中央・権力者・トップ)
言葉と行動を一致させる。真実を語り、約束を守る。誠実であること。

算命学では、東と西は現実の世界。
現実的に、東は社会との結びつき、人と人との結びつきの和合の世界としています。
和合するために大切なのは、思いやりを持って接することです。
西は闘いの世界。現実的に前進していく世界です。知恵を働かせれば攻撃にはなりません。

南と北は精神の世界。
北は格調の高いものや、教え、学びを表します。
人はいろいろなものから学ぶことができますが、自己を成長させる智となる学びは、自分より上のものから学ばないと成長にならないのです。
南は算命学では目下、子ども、未来を表します。
自分はまだまだ、と思える気持ちが周りの人を敬い、礼を尽くす心になり、それが成長(未来)に繋がります。

中央は現実と精神、様々なものが入り混じった世界です。
清濁併せ吞む、度量の大きさが必要な権力者、トップの世界です。
トップであるためには、信用第一。信用、信頼が崩れるとトップでいることが困難になります。

どれも人として忘れてはならないことですが、時に忘れてしまうことでもあります。
だから、何千年もこの教えが生きているのでしょうね。

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