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50・アフターマシな息子~学業編2~R・Stones She Said Yeah



高校では、タタオは、仕事で使ってる簿記が得意らしい。
簿記のリポートには、先生からこんな概評が
「簿記の原理を十分理解していますね。文字や数字、線の引き方も丁寧に書かれ、大変気持ちのよいリポートです。この原理を土台として、自信をもって後半の学習に取り組んでください。がんばりましょう」
このリポートは大事に取ってある。
「夏休みはご迷惑かけて申し訳ありませんでした」
「いつもご迷惑かけてすみません」と 
父兄欄で謝ってばかりいる中学の通信簿とともに。


 
さて、24才の高校生の学年末試験が始まった。
これに通れば 晴れて中卒から高卒の学歴になれる。

息子「テストってさあ、勉強すれば面白いけど、勉強しないとメチャクチャ退屈な30分になるって気づいたんだ。あんな退屈な時間過ごすくらいなら まだ勉強した方がマシだと思ってサ」
というわけで、大学生の妹相手に勉強中。

「お兄ちゃん、エーゴは とにかくこの日本語訳を三回くらい読んどけば 少しは点数取れるからサ」と妹の教え方もいいかげんである。

そのうち息子が
「じゃぁ、オレが問題出すから お前答えて」と妹に言い始める。
「惜しい! 厚生労働省でした!」などと息子の声が聞こえる。
思わず私も「テスト受けるのはお兄ちゃんでしょ。妹に問題だしてどーする?」
息子しかたなく
「そっか。じゃお前問題出して」と、妹に問題出させるのだが
「やっぱ、問題出す方が面白い」とまたもや、妹に答えさせてる。

娘も「お母さんもいっしょに答えよう。じゃ早押しね!」
なんのこっちゃ。
息子「プロスポーツの所轄省庁は?」
「スポーツ振興法の制定年は?」
わっかんないよ。高三の保健体育なんて!
息子「しょーがないな。じゃぁ、次」
って答え教えろよ! 
プロスポーツの所轄省庁はどこ? 
スポーツ振興法はいつ制定されたんだよ?
テストから帰った息子に
「スポーツ振興法の制定年は出た?」と聞くと
「出た、バッチリ」と答えたのだった。


息子は25才で高校の卒業証書を手にした。
私が近所の神社 はしごして タタオが高校辞めないようにをお願いしたのを 今になってかなえてもらえた気がしたよ。

そしてタタオ 41才になって突然「通信制の大学を受ける」と言い出した。 


lennon19801208さんのコメントがきっかけで手に入れたキース・リチャーズのトーク・イズ・チープの本は キースのインタビューも良かったし、鮎川誠と筌尾正の対談も良かった。
そのなかで筌尾正(うけおただし)さんのお薦めの She Said Yeahを久しぶりに聴いてよかったので。





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