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〔7〕GOATS HEAD SOUP とチャーリー・ワッツ追悼


ストーンズのレコードには、買った日付が書いてある。
GOATS HEAD SOUP(山羊の頭のスープ)は、1973年10月9日 私が20才のときだ。
このレコードジャケットもキライだ。山羊の頭のスープのポスターまで付いていて、趣味悪い。ポスターは気持ち悪いので、速攻捨てた。あとで、動物保護団体からクレームも来たらしい。
ストーンズのジャケットの悪趣味ぶりには嫌気がさすが(たまにいいのもある)、ストーンズに 不良とか悪ぶったイメージを付けるために周りがわざとやったんじゃないか? そういうふうに売り出したかったんじゃないか?と勘ぐってる。

私は、ストーンズが あの当時言われたようにワルとか不良とか感じたことは一度もない(だいたいストーンズは不良の音楽って言われてたんだから)
そんなていたらくで、あのすばらしい音楽が作り出せるわけがない。
私のなかで、ストーンズは 音楽という仕事に情熱を持ってる真面目な仕事ぶりの男たちだ。あれは、よっぽど真面目に仕事しないと出来ない音楽だよ。

この歳までライブを続けるには体だって鍛えなきゃ無理だし。
チャーリー・ワッツは、曲の終わりに、ふーっと何度も疲れたため息をついていた。一曲ドラムをたたいたら、全力疾走で駆け抜けた感じなんだろう。
チャーリー・ワッツは、歳とったら一番の紳士的風貌になってかっこよかった。
ああいうドラマーが長年続けてくれるグループなんだから、ストーンズは仕事に真面目に決まってるだろ。私生活は知らんけど。

はっきり言ってストーンズの私生活なんて私にはどうでもいい。
ただ 「いい音楽作ってくれよ(ライブも)」といつも思ってた。
そして、それを裏切ることのないというかそれ以上の活躍ぶりに、
さすがストーンズといつもうれしく思っていた。

GOATS HEAD SOUPのアルバムは、好きな曲が多い。
COMING DOWN AGAIN
DOO DOO DOO DOO DOO( heart breaker)
WINTER
STAR STAR など
他の曲もいいが、なぜか大ヒットしたANGIEは、私にはそれほどでもない。
久しぶりに聴くと、いい曲がいっぱいあるじゃん。

チャーリー・ワッツ氏、今まで本当にありがとう。あなたの功績は計り知れません。ご冥福をお祈りいたします。


 


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