56・行司千絵さんの「服のはなし」
行司千絵さんの「服のはなし」を読んだ。
以前、雑誌でこの人の作った服を見て衝撃を受けた。
何て楽しそうな服! こんなふうに作ってもいいんだと、何かこういうオリジナルの服を作りたなった。
学生時代、服代の倹約のため自分で服を作り出して、シャツブラウスとスカートくらい作れるようになったが、その後、忙しいのと 安い服が出回るようになったので作らなくなった。エプロンとバッグくらいは作るが。
私の服作りはコンセプトが節約なので、買うと高いが自分で作れば安いというものに限定されていた。
そうじゃなく、行司さんのように、自分の着たいオリジナルで 他では売ってないものを、まわりの視線の制約なく作るというのをやってみたい。
行司さんがお母さんに作った服は、きれいな色やサロペットなどの形で、
高齢者というくくりに入る年齢の人はまず着ていないものだ。
けど、それがお母さんには似合ってる。かわいい。
そして、これを着こなせる人は、まず精神が自由じゃないとと思った。
こんなの着たら人に何て言われるか、とか、年甲斐もなくと思われないかしらなどと思う人(含む私)には着れない。自分を持っていて、強い気持ちも必要だ。私の場合、服作りの前に自分作りから始めねばならないんじゃ?
実は、リボンとかレースが好きなのだが、年なので もうそういうものは着れないと思っていた。
でも行司さんの服には、ステキなリボン使いがある。
甘すぎてイタくならないがすごい。
私もとらわれから離れてやってみたくなった。しかし、
・服作りに没頭できる時間がない
・着たいもののアイディアが浮かばない
・たとえ、浮かんでもそれを形にする技術がない
・着たいものが似合わない
など ないないづくしなので、前途多難。
けど、まず手芸やさんに行って、自分には縁がないと思っていたきれいなレース地やリボンなどを買うことから始めようと思う。
年ということで、自分から楽しみをせばめていたんだなあ。
あきらめなくてもいいことや楽しいことは、まだまだたくさんあったんだ。だって伸びしろしかないもんね♪
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