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56・ステッペンウルフ「ワイルドで行こう」息子の高校生活・検問突破できない・・・

*写真はジンジャーの花。
8月から9月にかけて庭に咲き、飾ると甘くていい香りが漂う。


私が10代のころ、映画「イージー・ライダー」は音楽がいいというので観に行った。確かに音楽はよかった。
私はそのころ、
まさか20数年後に自分の息子がイージーライダーバイク(ハンドルがぐーんと上についた)に乗って私を悩ますことになる
とは 想像もできなかったが・・・


ステッペンウルフの「ワイルドで行こう」
バイクの疾走感とよく合っていた。



30年近く前、息子は 中学の先生に「お前に都立高校は無理」と言われてた。(夫も中学時代 先生に「お前に高校は無理」と就職ばかり勧められた経験がある)
しかし息子は 内申点の足りない分は当日点で取ると数カ月間猛勉強し、
めでたく都立高校に入った。

高校に通い出したら これがバス代電車代がかかるのだ。
息子に「学校へバイクで行けないの?」と聞くと
「いや、先生が何か所で見張ってて、どうしても突破できないんだ。
って、子供にバイク通学勧めんなよ!」

(だって、私の田舎の高校時代 遠くから通ってくる女友達はバイク通学してたのに・・・)

息子の高校は山の上にあるのだが、通学バスでの態度が悪く 山の上まで行かなくなってしまった。
そうなると今度は、バイクで山を登る。登山の途中でタバコは吸う。
とやりたい放題なので、山に通じる道はすべて先生の検問が敷かれていたのである。

息子「オレたちの高校の先生はとりあえず 成績より生活態度を良くすることに熱心だけど、テストのときだけは取り締まらないんだ。
ヘタに取り締まって停学にでもなって 試験受けられなくなると大変だからさ」

私「ははは」

息子「バイクはダメだけど、先輩に車に乗せてもらってる。
なにせ、ダブリ(留年)が多いから、先輩は免許も車も持ってる。
この前、車で学校行く途中、他の車に道ゆずったら、先生の車だった」
「ばれるかと思ったら、ハザード出して挨拶してきた」
私「車通学は、OKなの?」
息子「なわけねーだろ。車に乗ってるのは以外とバレないことに気づいた」



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