48・アフターマシな息子～金銭編➄～R・Stones　Out OF Time

＊お金の苦労は続くよ、どこまでも？　➄
　低迷のアパート暮らしから浮上？

タタオ、ようやくアパート借りて独立。
アパートは、自然ナントカ村の近くの緑の多いところ。
私「新築なのに、意外と家賃高くないね」
タタオ「だって、村だもん」
アパートへ行ってみると「なんとかヒルズ」と書いてある。
タタオ「そっ、ヒルズ族だからさ」
六本木ヒルズが出来たころである。
タタオ、アパートへ帰る時「さっ、ヒルズに帰ろう」などと言ってた。


アパート暮らしを始めたタタオは
「よかった～。今月も家賃払えた」とほっとし、
「もう　金も食糧も尽きた。きょう最後のサンマ缶食べた」
などと遭難寸前の登山隊のようである。
タタオ　百円ショップでビール買おうとしたら百三十円と言われて　
「うっかり何でもカゴになんて入れられないよ。百均のくせに、百円じゃないのもあるんだから」と憤慨してた。


ここにきて、
苦節十年、いいときも悪い時も自営業をやめないでがんばってきたタタオくんに少し光が射した。
自営の仕事を自分なりに発展させて。少し稼げるようになった。
もうフットサル場のバイトも辞め、本業一筋である。
夕飯食ってからデートに行くというとんでもないヤツだったのが、
彼女にもおごれるようになった。

タタオ「彼女が指輪ふたつで迷ってたからさ、両方買ってあげた」
私＆キキコ「お～～！」
タタオ「１個千円だったけどね」
私＆キキコ「何だよ～」

アフターマスから　Out OF Time