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小1女子との戦い

長女は今年の四月から、新一年生として小学校に通っています。

午前6時半、戦いの火蓋は切られます。
「みーちゃん、あさだよ〜」
「お〜〜き〜〜て〜〜!」
「遅刻するよ〜〜〜!!!」

……。

最終手段はこちょこちょ。
娘「もっとやって。」
…なんでやねん。

どのご家庭も朝は大変ですよね。
うちの子もご多分に漏れず朝が苦手で、起こせど起こせど起きやしません。

何とかイスに座らせることに成功すると、テレビでは今日の占いカウントダウンが始まっています。
げ、もうそんな時間。
朝ごはんを、目が開いてるのか開いてないのか、ほぼ寝てない?状態で食べる長女。
そうかと思えば、
「うお座12位だ、がび~ん」
「みてみて、わんこ!ねぇ、わんこかいたい~」
「ぱん、おかわり」
(どのタイミングで言うてんねん!時間無いんですけど!食べるなら早く起きなさい!)と言うのはぐっと心の内に留めておいて、爆速でおかわりを作り、食べさせます。

着替え、歯磨き。
やばい〜〜集団登校に間に合わない〜〜
そしてなんとか、出発。

「行ってらっしゃい!気をつけてね〜」

我が家から集団登校の集合場所である公園までの一本道を、てこてことまだあどけない足取りで、重たいランドセルに揺られるように歩いていく娘。
その姿が可愛くて、ついつい見送ってしまいます。
あと何回この姿が見られるのだろうか……と、物思いにふけっている時間などありません。

リビングではいつの間にか目を覚ました長男が、
「きょう、ぷりきゅあは?」
「プリキュアはお休みの日だからまだだよ」
「きょうおやすみじゃないの?」
「今日は保育園」
「じゃああしたぷりきゅあ??」
と、プリキュアが一体いつ見れるのかと問い詰めてきます。

そして次男はと言うと、ブファッ!!という快音を響かせて、今日の一発目を放たれます。快便でよろしい。


長男を保育園へ送っていった後は、一息ついて家事などにいそしみ、しばし次男とのラブラブタイムです。
3ヶ月になった次男、首が9割9分9厘すわってきました。
今日も仰向けで、足をバタバタと動かし続け、カロリーを消費し続けます。(早く動きたいね)
次男の横で少し横になり、うつらうつらしていると、

『ピンポーン、ピンポーン』

長女が帰ってきました。
玄関の鍵は開けておいても、必ずピンポーンとならします。

「おかえり~」
「あんね、めっちゃ走ってきたんよ。だってさ、○○くんに抜かされそうやったけん」
小学一年生にとっては、生活のいろんな場面が勝負なようです。

「今日、公園遊びにいってもいい?」
「いいよ。じゃあ宿題終わらせとこうか。」
「え~~~帰ってからがいい、○○ちゃんも宿題はせずに来るって言ってたよ。」(ほんまか)
「でも寝る前になったらまたやるの嫌になるでしょ、まだみんな来てないって。やっとき。そして、まずは着替えな。」

「今日の服見て~ドレス!お姫様みたいでしょ~」
(え、それで公園行くの)
とかなんとかいいながら着替え、しぶしぶランドセルを開ける長女。
「今日簡単なやつだった!ラッキー!」
国語のプリントだったため、すんなりと取りかかります。
苦手な算数のプリントだとこうはいきません。

そうして公園に行くと、
「お母さんごっこしよ~」
「私鬼ごっこしたいんだけど。」
「ねぇ、その自転車乗らせて?」

とそれぞれ好きに遊びます。
まだつながりの緩やかな、一年生らしい遊び方です。
夕方5時のサイレンが鳴ると、そろそろ帰ろっかとそれぞれの帰路へ。

家に帰ると、お風呂までの自由時間は、あつ森のハッピーホームパラダイスでお仕事。(我が家はお風呂→晩ご飯)

晩ご飯のおかずは、唐揚げと具だくさん豚汁にして2品に納めるも、
「お汁の中身、減らしていい?わかめと豆腐のみそ汁は好きなんだけど…」
作戦失敗。
「全部残すのはだめよ、どれなら食べられる?」
「じゃあ大根」
「にんじんも」
「わかった(ぐぬぬ)」
結果、白ご飯と唐揚げ、大根とにんじんのみそ汁という少し寂しい献立に。

長男ほどではないものの、まぁまぁ好き嫌いが激しい長女さん。
いつからか、全部食べさせるのは諦めました。
学校給食も苦手なものは減らして食べているようだし、まあいいかと思っています。

そして、寝る前は残りの宿題(計算カード・音読)に、私の手が空いたタイミングで取りかかります。
くり上がり、くり下がりの計算に苦戦中の長女。
負けず嫌いな性格のため、計算カードを時間計測しながらやると、煙が出そうなほど真剣な顔で取り組んでいます。(それだけ集中しているのですが、おもしろい顔に笑いそうになります。)

宿題という呪縛から解放された長女。
すっきりとした顔で弟を巻き込み、お店屋さんごっこをはじめたり、大好きなアニメを見始めたり。

長女のことについて、私の母に相談すると、
「あんたもたいがい朝起きんかったけんねぇ…」
「夏休みの宿題なんか9月になってからしよったでぇ」

…血は争えないです。すみません。


笑うと目がなくなるのは母譲り


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