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言わぬが花

「ああ、どうしたらいいんだろう。」という瞬間。
生きていると何度もありますね。

人生とは苦悩の連続です。

悩みもあれば苦労もあり、絶望や逆境、
不安や恐怖など様々な要素に僕らは常に晒されています。


僕も本当に悩みすぎて苦しい時、あります。

もうどうしたらいいかわからなくて、
涙が出そうな位に苦しくて自分に迷うとき。


例えば、仲が良くも悪くもない微妙の知り合いの人が、
めっちゃ鼻から鼻毛が飛び出ている時とか。

両方からそりゃもうモッサリ飛び出ていて
1センチくらい「こんにちは」している時。

道行く清楚な女性の方がシャツ裏返しで着ていた時。
笑顔爽やかな青年が汗の匂いをふんだんに嗅ぐわしている時。

盗み聞きをする訳では無いが電車の中とかで

A : YouTubeってどのくらい儲かるのかな。
B : チャンネル登録が1万人以上いけば超稼げるらしいよ。

 「テキトーな事を言うな!!」と、叱責したい時。
登録1万人程度で稼げる訳ねーだろ!!

まぁそんな日々が生活の中にあったりしますね。
ありますよね、ニンゲンだもの。


 | 悔やみきれない気持ち |

そんな中でもトップクラスで悩んだ経験を
みなさまにお話をしてみようかと思います。

僕は未だにコレの答えが見つかりませんでした。
答えが見つからずに立ちすくんでしまい、
結果は「見て見ぬフリ」に落ち着いてしまったのですが、
これでよかったのだろうかと悶々とする日々です。

よかったら皆様のご意見もお聞かせ下さい。

それは、、、、とある夏の日。

ある女の子と外へ遊びに行っていたときの事です。


僕らは都内の某公園に来ていました。
土曜日の休日を使って、仲の良い女の子とお出かけをしていたのです。

その日も本当に暑い暑い真夏日でございまして、
公園では軽いお祭りが絶賛実施中。

たこ焼き、焼きそば、焼きトウモロコシ、かき氷と、
色んな屋台がひしめきあい、人で賑わっていました。

僕とその女の子はかき氷やらビールやらを頂きながら
くっきりとした青い空を眺めて、お喋りをして、
楽しく時間を過ごしていました。

またしばらく歩くと、フルーツの屋台がありました。
イチゴ串、メロン串、パイナップル串など
食べ歩きしやすい様にフルーツを串にさした商品。

わー、果物もええねーなんていう事を呟きながら
「パイナップルを二つください。」とお金を渡すのです。

一口、二口と食べて「冷たい!!甘い!!」と喜ぶ僕らですが、
ふと女の子が手に持っているパイナップルに目をやると。

果実に蝿が止まっていました。

ここまでは、まぁ、よしとして。
うん、ここまでは、まぁ、よしとして。

僕のベストな選択肢としては女の子の目線をどこかへやり、
その間に蝿をササッと追い払う、というアクション。

しかしそれを失敗すると女の子は蝿の存在に気付く。

その子は大の虫嫌いなので、
今自分が持っている食べ物に(しかも食べている途中)
蝿が止まっていると気付いたら多分パニックになりますし、
どうしても、どうしても気付かれるのは避けたい。

女の子はパイナップルが気に入ったらしく、
僕の心配をよそにサクサクと一口一口を進める。

やばい!!そろそろ何かアクションを起こさねば!!
どうする、俺!?何が最善だ!?どうすべきなのだ!?


そして、次の瞬間。
蝿はパイナップルと運命を共にした。


「あ。」と咀嚼する女の子を見つめる僕の目が点になる。

「ん??どうしたの??」と聞かれる。

「や、まぁ、別に。」とお茶を濁す僕。


生きるって難しいですね。

おわり。



もしお気に召して頂けましたら投げ銭などはいかがでしょうか。1000円貯まると僕がサイゼリアでベルデッキオを注文出来る様になります。飲ませて下さい、ベルデッキオ。