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Vittoria Corsa NEXT 28c TLR

デュラエースC50購入のときに同時に買ってきたタイヤだ。
デュラエースのホイールが不良品?でカーボンが剥離して交換になったり諸々の理由で使用中止していたが約1000kmくらいは既に走ってるので、それを踏まえたレビューをしていこうと思う。

重量計測

1000km程度走行後、シーラントのカスも多少ついてるので正確な重量ではないかもしれないので参考程度に。
28cで300g弱と28cのナイロンケーシングのチューブレスタイヤとしては平均的~ちょい重めな重量といった印象。

自分がざっくり調べた範囲では28C TLRタイヤでこれくらい。ナイロンケーシングで295gは割と重めな方だと思う。

Corsa NEXT
Corsa Pro
P ZERO RACE TLR SPEEDCORE

タイヤ幅

組み立て直後は内幅21mmのデュラエースC50に対して28.13mmと正確な寸法表記だった。
現在は30mmくらいだった気がするが、測定データが残ってなかったのでそのうちまた組み直したときに…

感想

なぜ選んだ?

1,TLタイヤの選択肢の中で安かったから
当時ピレリが値下げ前でP ZERO RACE TLRが15000円だったので、最近のタイヤの金額の高さを考えると比較的お手頃な方だった。
2,28cのTLタイヤとしてはそこまで軽くないので分厚くて耐久性があるのを期待して
自分は決戦用タイヤは別で使用するので、練習用に求めるのは耐久性と乗り心地の良さなので多少重くてもいいやって思っている。

チューブレスについて

エア漏れに関しては導入初日は30kmくらい乗って0.5気圧くらい落ちた気がするが、一度安定してしまえば空気圧は安定していた。
セットアップはフロアポンプだけで簡単に上がるとまではいかず、チューブレスタンクのお世話になった。

外したときの印象では、そこまでめちゃ硬いってわけでもなかったし、付けたときも普通に素手で入ったのでキツすぎず標準的なキツさだと思う。

乗り心地が良いような気もするけど、誤差のような気もするし、空気圧次第なところもあるので難しい。現に、C50のリムに剥離が生じてSHIMANOに預けてる間再びRapide CLXとピレリのP ZERO VELO 28c+ラテックスに戻していたが、クリンチャーに戻っても特に乗り心地が悪いなと感じるシーンはなかった。
最近のタイヤは太くてエアボリュームがあるのでクリンチャーで低い空気圧にしてもリム打ちのリスクが低いので、そこまでクリンチャーでも困らないというのも実情である。以前32cのエンデュランスロードの試乗をしたときにクリンチャーでも全然振動を感じなかったので、もはや32cくらいまでいけばオンロードでの使用ならそこまで差を体感できないのでパンク修理が簡単なクリンチャーを選ぶのも良いような気もする。

重さ

交換前に使ってたP ZERO VELO 28cは240gくらいしかなかったので、それに比べるとかなり重いタイヤだが特に重たい感じはしなかった。

転がり抵抗

自分的にはビットリアといったらコットンケーシングだと思ってるので転がり抵抗に関してはあまり期待してなかったけど、使ってみると普通によく転がる良いタイヤだった。

グリップ

特に不満なし。(1-3月は寒くて雨の中走ってないのでそのへんの評価は不明)

耐久性

個人的に評価したいポイントとして、今作はそこまでトレッドの溝が複雑じゃないおかげかゴミが付きにくいので、ゴミが付きにくいのはパンク耐性的にメリットだと思う。例えば、Corsa Controlは溝が細かくてたくさんゴミを拾うのでこれくらいの溝だと扱いやすい。
あと、走ってる感じでもこれまでのコットンケーシングのコルサと比べて傷とかには強いかなって印象を受けた。

また買う?

色んなメーカーから続々と新製品が出てくるので、今はCorsa pro control 28cが欲しいので、Corsa NEXTの2本目を早く欲しいって感じには思ってない。市場に存在するタイヤの種類に比べて自分が年間に走行して消費できるタイヤ量はあまりにも少なすぎる。

総評

耐久性も悪くなさそうだし、普段使いできる良タイヤ

コットンケーシングじゃないコルサなんてって思いながら買ったけど、使ってみると普通に使えるし、乗り心地も普通だし、重量もナイロンケーシングタイヤとしては軽い部類ではないので耐久性も良さげだし、練習用〜ツーリング用タイヤとしては特に悪いところが見つからなかったので、無難な選択ができるという点では非常に良いタイヤだなと思った。(=ヒルクライムの決戦で使いたいとは言ってない
例えば、ミシュランのPower CUPやパナレーサーのアジリストTLRとかはチューブレスタイヤにしては結構軽めな重量設定だなと思うし、最近のハイエンドタイヤは軽量化や転がり抵抗のためにケーシングを薄く軽く作る傾向があるのでその点多少重めに設計されてる分安心感はある。


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