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Vittoria Corsa Pro Speed 28c


重量計測

Vittoria Corsa Pro Speed 28c以外にノーマル(28c)とControl(28c)と比較してみた。
Vittoria Corsa Pro Speed 28cの28cはいずれも250g程度の重量だった。(だいたい公称値どおり)

タイヤ幅

未走行の新品の状態で測定。

[測定条件]
5bar、Roval Rapide CLX(内幅21mm)、ホイールの都合でラテックスチューブを入れての使用。

2箇所測定して28.3-28.4mmだったので、ペラペラの薄いケーシングだし少し走らせてケーシングが伸びてくればもう少し太くなるだろう。

インプレ

触った印象

Vittoria Corsa Pro Control 28cと比べてケーシングがかなり薄い印象。本当にペラペラ。
トレッド部分も薄く、かなりしなやかなのでクリンチャーでの使用はタイヤがちょっと傷つくと容易にチューブまで傷が届いてパンクの原因になりそうなのでできることならチューブレスで標準的な量のシーラントでの使用が良さそう。(Vittoriaのコットンタイヤはシーラントが乾くとコットンケーシングからエア漏れしてトレッドが剥離してしまうことがあるので、パンク耐性も考慮すると推奨される量のシーラントを入れておくのが良いと思う)

タイヤの薄さを考慮すると砂利っぽい区間もある群馬のサイクリングロードを練習で走るのはパンクが怖いので練習で普通に履くのはやめたほうがいいと思う。練習用のタイヤは忙しい朝の限られた時間に練習することを考えるとパンクしないことが一番なので自分はこのタイヤで朝練はしたくない。

乗った印象

これまで使用していた決戦用タイヤのミシュランPower TTに比べて設定している空気圧が低く、25cから28cになったのもあるが(タイヤ幅の実測はほぼ変わっていないが)、決戦用タイヤとしては乗り心地がよくパンク耐性とか考えなければ常用したいくらい気持ちいいタイヤだった。(普段の練習でこのタイヤを使って河川敷のCRを走ったらたぶんパンク祭りになるので絶対にしないほうがいい)

重量としては普段練習で使ってるCorsa Pro Control 28cが300gくらい、ミシュランPower TT 25cが190-200gくらい、ミシュランPower CUP 28cクリンチャーが230g前後なのを考えると特別軽い重量ではないが、最近は28cが主流になり昔より重いタイヤで走るのにライダーが慣れているので28c 250gという重量でも特に重い感じはしなかった。ディスクブレーキになりブレーキトラックがないぶんリムが軽くなったり、TPUチューブやチューブレス技術の発展で昔よりタイヤ以外の部分の軽量化が進んでタイヤの重量増が相殺されているのも関係していると思う。

今回、ハルヒルの試走と決戦で使用したが、これまで使用していたミシュランPower TTと転がり抵抗的な差はそこまで感じなかった(自分のコンディションが悪かったのでなんとも言えないが)
転がり抵抗が同じだとしても乗り心地はVittoriaのほうが良い感じがするので、疲労が軽減されるならそれはそれでメリットだと思う。

新しいもの好きなのと、今後はチューブレス対応を進めていこうと思うので今後の決戦用タイヤとしてはこのタイヤを使用していく予定。

耐久性

使用期間が短くパンクさせてないので耐久性は未知数だが、トレッドが薄くレースでの使用での転がり抵抗を考えると摩耗した状態は転がり抵抗的にもパンク耐性的にも良くないので賞味期限は短いタイヤだと思う。

ダウンヒル後に表面を点検したが大きな傷はなかったので丁寧に運転すれば大丈夫そうだ。(あとは運ゲー)


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