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初めての台南&高雄旅行のアドバイス 後編

今回は3泊4日の場合のモデルプランです。

発着空港は、利用しやすい桃園か台北・松山を想定しました。
個人的好みで、若干歴史好き向けの内容になっております。
 また、「店探しに時間を使うのはもったいない」という私の哲学?のもと、特定の飲食店は基本的にご紹介しておりません=台湾人は日本人以上に食にシビアなので、人がたくさん入っている店ならまず間違いありません。
 限られた日数で南部まで行くのですから、店探しに時間を割くより(店探しはちょくちょく行ける台北で十分かと)、景色や名所をたくさん見ていただきたいと思います。

1日目 日本出発~台南泊


空港到着後、新幹線で台南へ。
 宿へ着いて出かける頃には、夕方近くになっていることでしょう。「早く台湾らしいものが食べたい」とくるのが人情というもの。そこで(どこに泊まるかにもよりますが)、ビギナーさんには、台南一の名所・赤崁楼(ちーかんろう)へ行くことをおすすめします。観光客が多いエリアなので、周辺には飲食店も多いです。赤崁楼は結構夜遅くまで開いているので、食事後でも観光できます。

台南一の名所にして、台湾でも指折りの史跡・赤崁楼。
台湾の歴史は、ここから始まったといっても過言ではありません。

夜は神農街とその北の信義街をお散歩してみては? ランタンがともってムードが漂い、カフェやバーもあります。

2日目 台南観光後、高雄泊


午前は安平(あんぴん)。午後は台南中心部の街歩き。
台南は寺や廟(日本でいう神社)が多く、参詣者の一服用に生まれた小吃(軽食)がたくさんあります。そういう食べ歩きも楽しいでしょう。

台南担仔麺の元祖・度小月は、台南では一度は行きたい店。
レトロな店内も一見の価値ありです。

また、私みたいな歴史好き&人ごみ嫌いなら、安平で1日つぶせるかも。
 夕方まで台南観光を楽しんだ後、高雄へ電車で移動。各停で40~50分ぐらいです。
 高雄の宿に荷物を置いたら、夜市へ。市街地の北部なら瑞豊、中央部(高雄駅に近い)は六合がいいでしょう。他にも小さな夜市が、あちこちにあります。個人的には、地元民しか来ない小さな夜市の方が、台湾の日常生活がかいま見えておもしろいです。(わざわざ探しに行くほどではありませんが)街歩き中に見かけたら、ぜひのぞいてみてください。

文横二路夜市は、新光三越そば。
観光客はまず来ないローカル夜市です。

3日目 終日高雄~台北泊


 高雄観光のイチオシは、西子湾方面です。海を見ないで高雄のどこを見るのかって感じです。中心部から地下鉄で20分程度とアクセスも良い。
 乗船時間5分のフェリーに乗って、旗津へも是非行ってください。ここの「旗後砲台」(旗津港から徒歩15分程度)は、個人的には高雄のベストビューポイント。高雄港と市街地を一望できます=表紙写真。
 高雄市は台湾第2位の都会なので、中心部には店がたくさんあり、買い物や飲食には困りません。
 「今回は台北はパスしてもいい」方は高雄に連泊し、翌日空港へ直行。「やっぱり台北にも寄りたい」方は、夕方まで高雄を楽しんだ後、新幹線で台北へ。

4日目 帰国

台北で買い物等をして空港へ。
 台北からひと足のばしてみたい場合は、広々した河口に面したおしゃれな町・淡水か、温泉もある山麓の町・陽明山がおすすめ。特に淡水は川ごしに見る観音山の眺めが良く、川沿いの散歩&カフェめぐりが気持ちよくて、個人的にも大好きです。

個人的には、台湾旅行は果物が豊富な夏がおすすめ。
マンゴーは7~8月が旬で、南部の方が安くて美味しいように感じます。

台南・高雄を含む南部についての旅行や日常に関するご案内は、私の電子書籍『台湾南部で暮らしてみれば』、台南の歴史や史跡に関しては『台南夜話』をぜひご覧ください。


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