ウェブ制作会社が足りていない

最近のウェブ業界の周辺については、リスティングやコンサルやSEO関連やマーケティング系サービスのところは多そうな感じなのですが、大前提となるウェブ制作をするところが圧倒的に足りていないようです。

それもあってウェブ制作会社を仲介するための会社から、弊社にも登録してもらいたいという連絡が連日あります。ウェブ制作会社を探すことがビジネスになるくらいマッチしたウェブ制作会社を探すのが難しい、足りていない、という状況だけれど、新しいウェブ制作会社も増えてはいないようです。

新しくウェブ制作会社が増えていないのか、撤退しているところが多いのか、などの実際の統計は分かりませんが、撤退については、これまで様々なウェブ制作会社や個人の方に依頼をしてきたけれど、音信不通になったり、廃業したり、事業撤退をされてしまい対応できないと言われて困ったという中小企業はとても多い印象です。

ウェブ事業を撤退したというのは本当によくある話で、弊社にもそのようなご相談は多く、きちんと他社に引き継いでくれていることも稀で、同業者としては何とも言えないですが、それも現実です。

ウェブサイトが担うべき役割や技術の変化に対応するためには、一人の力では到底無理になっているので、ある程度の中小企業であれば、事業継続ができるウェブ制作会社であるかを意識して依頼する必要がありますが、財務状況だけでなく、人的リソース、技術力も含めて見極めるのは本当に難しいと思います。そして、ウェブ制作会社側もそれらを整える難しさを感じています。

もちろん弊社も全てが対応できる訳でもなくて、得意領域と不得手領域はありますし、どちらかと言えばプログラムやシステム的なことは出来ないことの方が多いと思っていますので、ミスマッチを防ぐためにも、お引き受けが難しいご要望は予めお断りをしなければなりません。技術面だけでなく、納期や作業リソースや予算の面でもお引き受けが出来ないこともあります。

それぞれのウェブ制作会社ができる領域の理解や納期を柔軟にするだけで、スムーズに依頼が出来ることも多いと思うので、ご依頼にあたってはそのあたりを意識して相談してみるとよいと思います。