愛は目に見えない。

こんばんは、お久しぶりです。
最近は、引越しや転職で立て込んでしまい、あまり思考を巡らせる機会がなく更新が出来ておりませんでした。ですが、久しぶりにお風呂に入り一点を見ていたら色々と思う所が湧き出てきたので、これを文章にしてみようと思います。
携帯からの更新なので、読みにくい文になってしまっている所があるかと思いますがご容赦ください。

小学五年生の夏、空手の大会で3位入賞したのが記憶にある最も古い結果に残る結果だ。
家族や師範、周りの仲間たちは僕を祝い、よく頑張ったと称えていたが、僕としてはただ不甲斐ない思いでしかなかった。優勝できなかったこと、なぜこのような中途半端な結果で周りから賞賛されるのかということ。幼いながらに、自分の練習不足や環境を当時の僕は呪っていた。

あまりにも結果に納得していない僕に気が付いたのであろう空手道場の館長は、「結果が何より大事だけれど、3位という順位も充分立派だ。日本中にこれだけ空手をやっている小学生がいる。その中の3位なのだから、これは自信を持って言っていいこと。」と諭してくれたのだが、僕は涙ながらに「最強になりたい。」と真剣に返していた。
館長はそんな子供の戯言を聞き流さず、「俺も最強になりたい。」と同調してくれたのだが、冷静に考えてみれば大の大人と小学生が、お互いに最強になりたいと涙ながらに語り合う光景というのは、一体周りの大人たちにどういう印象を与えていたのだろう。ドラゴンボールじゃねえんだぞ。

鳥山明先生、僕は家で1人取り残された時も、誰もいない家で一人冷たいレトルトのカレーを食べている時も、強くなることに全力で向き合わせてくれたのはドラゴンボールでした。ご冥福をお祈りします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?