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西武3扉車×国際興業いすゞBU04

1.国際興業バス(KKK)

分かる人には分かる KKK

東京23区(西部~北部)と埼玉県南部を運行している路線バス。高速バスは都内~東北方面を運行している。
グループ会社としては花巻温泉、岩手県交通(IKK)、山梨交通などがある。
一昔前はKKKロゴ(Kokusai Kogyo Kabushikigaisha)だったのでとても印象が強かったが、いつの間にか筆記体ロゴになっていた。
私も今回調べて知ったがwikiによると、KKKを名乗る白人至上主義団体があるらしく、誤解を避けるため2002年の日韓FIFAワールドカップ開催に伴いロゴは消えた。

今は使われていないが、聴き慣れていたせいか0:18~からのメロディはお気に入り。


2.いすゞBU04

1962年、収容力の大きいバスとして大型9m級バスが開発されていたが、高度経済成長期にはより人員の収容力を増したが開発された。

1980年、東京・赤羽営業所(3491号車)でデビューし1993年まで活躍。国際興業から岩手県交通へ譲渡後2005年廃車となり、2006年トミーテックに譲渡、動態保存。
その後国際興業へ再譲渡され、東急テクノシステムにて再生工事を行った上で営業ナンバーを取得し、2024年2月22日のお披露目した。
平成初期まで東京・埼玉で活躍していたバスが、三十年の時を経て復活したのはすごいと思った。

正面
側面
運賃表。値段も現在より安い。
運転席。料金箱は今と全然違う。
車内前面
川崎航空機(現:川崎重工業)のエンブレム
整理券箱もアナログ
車内後方
後方
当時と同じ3491号車
製造当時から復活まで携わった企業エンブレム

3.早々のコラボツアーへ出発

今回お披露目から1か月ちょっとで、まさかコラボツアーをやると思わず。
案内がでた瞬間、すぐに申し込んだ(25000円)

西武×国際興業 この組み合わせが令和で見れるとは・・・

飯能駅を出発し、西武バス飯能営業所へ。
偶然にも正面が、静岡県で事故を起こした美杉観光バスの車庫がある。
本社は車庫の横。

https://misugi-kanko.co.jp/wpn/wp-content/uploads/2022/10/b3b0ab42aa7190d3adb1d5cdb062d096.pdf

西武の車庫で2台並ぶ日がくるとは・・・

西武バス KKK 今では絶対に見ることができない
東京23区内は前乗りの先払い、埼玉県内は後乗りの後払い

実は西武バスと国際興業バスは同じ系統「石02 石神井公園駅北口~成増駅南口」を共同運行している。
当時は写真のような並びが見れていたかもしれない。

現在も西武×国際興業の共同運行「石02」系統
当時では見れない「S-tory」とともに

2014年に廃止になった、国際興業「光03 光が丘駅~練馬区役所」と、都営大江戸線開業に伴い西武バス「光が丘3丁目」(折返場、バス停)が1998年に廃止。

どちらも今では見ることができない行先

3-1.光が丘IMA

ちょっとここで途中下車。
行先にて「光が丘IMA」と出ていますが、「なんのことだ?」と思った読者もいるだろう。
(いつ見てもロゴが、刃物メーカーの貝印と似てる(パクリな)んだよなぁ)

かつて陸軍成増飛行場→終戦後、米軍の宿舎(グランドハイツ)跡地を、光が丘団地として開発を行い、1987年に多機能複合型ショッピングセンターとして開業。名称の「IMA」は「NERIMA」の最後の3文字と「IMAGINATION」の頭文字に、現在という意味の「今(IMA)」から命名された。
都営大江戸線(当時:地下鉄12号線)光が丘駅の建設も予め計画され、現在は直結できるようになっている。

話を戻して、後方から撮影。
西武バスの方向幕は連動しているので前後・側面は一緒なのだが、国際興業は連動していないので側面・後面は手回し。

繰り返すようだが、当時では見れない並び

飯能営業所を後にし、名栗車庫へ。
ここで昼食タイムとなり、車庫に止まっているバスの車内でいただく。路線バスの車内で堂々と飲食できるのはツアーならでは。
強者は床に座って食べてました。

ツアーにしては豪勢なお弁当

昼食後、順次撮影

イベント限りでしか見れない、車庫の行先
この時はエンジン部も開放されて見ることができました。
現役バストの3ショット

名栗車庫を後にし、飯能駅まで乗車し解散となりました。
定員40人と少ない人数で、代金は高いと感じるかもしれませんが令和に復活したことを考えれば安いのかなと。満足に撮ることができてよかったです。

4.西武バス 自動運転実験車両

https://www.seibubus.co.jp/news/uploads/316e290fd6fbfe16e2b4ae744ddf663a05d37eda.pdf

2021年2月に飯能駅南口~美杉台ニュー タウン間で、国内初の試みとして、通常の営業運行をしている大型車両の路線バスと同じ運行形態で自動運転大型バスも運行する実証実験を行った。
まさか、機器つけた状態で残っているとは思わなかった。
思わず撮影。

上部にレーザーセンサと遠隔監視カメラ
車両全体


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