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「現場のプロがわかりやすく教える位置情報エンジニア養成講座」を読みました (読書ログ#6)

4/9にKindleで購入した位置情報エンジニアに関する本を読了しました。結構話題になっているというか、高評価な本ですよね。

TL; DR

  • 地図情報処理の基本的な用語から具体的に地図を作成するコードまでの一通り入門できる本です

  • 個人的にはGIS系(QGISなどの専用ソフト系)とAPI系(MapLibre地図APIなど)の両方をカバーしているのがとても良いバランスだなと思います

  • 広い範囲をカバーした一方で、実践編は若干バランス不足か?という感じもしました

雑多な感想

全体として、いろんなトピックをうまく5章構成でまとめていて、とてもいい本でした。

内容の具体的な構成ですが

  • 1章 位置情報の世界

  • 2章 位置情報の基本

  • 3章 位置情報データの取得・加工

  • 4章 位置情報アプリケーション開発: 入門編

  • 5章 位置情報アプリケーション開発: 実践編

の順です。地図を中心として、位置情報データは様々なお作法(フォーマットなど)があるので、カバーしている範囲は広いなと思いました。

上にも書いたとおり、GIS系(QGISなどの専用ソフト系)とAPI系(MapLibre地図APIなど)の両方をカバーしているのがとても良いバランスだなと思います。

章としてはAPI系が若干多く見えますが、データの加工もガッツリやりますし、GISソフトも解説しています。全てGISソフト・全てAPIで処理が終わるわけではないので、いいバランスだなと思いました。

最初から最後まで良い構成で、ついでに本も読みやすいデザインでした。大満足な本だったのですが、あえて一言だけコメントを書くなら若干「実践編」が弱いかなという感じではありますね(求め過ぎかもしれません)。感覚としては、実践編というよりも応用事例集ぐらいの感じだったでしょうか。もちろん、内容は良かったのですが、バランスですかね。

いずれにしても、地図系のフロントエンドを描く人、位置情報に興味がある人、全員におすすめできる入門書だと思いました。

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