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『非常識な成功法則』 神田昌典の考え方 第7回

『非常識な成功法則』 神田昌典の考え方 第7回


『非常識な成功法則』 神田昌典 フォレスト出版
2002年6月29日  初版発行
2002年8月19日  10刷発行
  


世間一般では、傲慢さは忌み嫌われ、謙虚さが尊ばれます。

ところが、セールスにおいては、殿様営業でなければ儲からないし、
傲慢さが必要である
、ということが徹底して述べられています。

「いい人」というのは魅力がなく、危険な香りのする人のほうが
魅力がある、ということにつながらないでしょうか?

数年前に、「ちょい悪オヤジ」とかいう人たちがメディアにもてはやされたことがありました。

あれは、メディアのライターが「俺もそうなんだぜ!」と今にも口から出そうになっているのを必死に堪えて、紹介していたのではないかと勘ぐっていました。

本当にモテるオヤジはそんなフレームワークには入らなかったと今でも思っています。やっかみ? いやいや、第三者の目を通して述べただけです😁

強引すぎますか?

時には、「毒」も必要かもしれません。


「非常識」がキーワードです。非常識だから注目される。非常識だから反感を持たれる。非常識だから成果が上がる。非常識だから疑いの目で見られながら、興味を持たれる。



二割の嫌な客が、八割の不利益をもたらすのである

ふさわしくない客、すなわち、いやな客と取引をすると、決していいことはない。

「二割の優良な客が八割の収益をもたらす」という八割対二割の法則がある。これを逆に解釈すると、二割の嫌な客が、八割の不利益をもたらすのである。

非常識な成功法則 神田昌典 p.173                



買いたいか買いたくないかを判断して、できるだけ早急に立ち去る殿様営業は、逆に歓迎されるのである

お客が一番嫌いなのは、買いたいタイミングでもないのに、売り込みをかけられることなのだ。

だから、買いたいか買いたくないかを判断して、できるだけ早急に立ち去る殿様営業は、逆に歓迎されるのである。

非常識な成功法則 神田昌典 p.176                



重要なのは、いつでも商談を中止する覚悟を持つこと。その覚悟を持ったとき、いますぐ客は、本当に真剣に営業マンの話を聞く。

非常識な成功法則 神田昌典 p.179                



🔷編集後記


この元記事をアメブロに投稿したのは、10年前のことです(2013-12-30 18:04:51)。なお、今回再投稿するにあたって加筆修正してあります。

この本が出版されたのは2002年6月29日です。
今から21年前のことです。

しかしながら、この本に書かれている内容はいささかも古びていません。
もちろん、時代の変化で表現方法は今とは違うことはあるかもしれません。

「日本の常識は世界の非常識」「昨日の常識は今日の非常識」などと表現されたことがありました。

神田さんはわざと逆説的な表現を使って、読者の固定観念を粉々にしてしまおうとしているのです。少なくとも、私はそう考えています。

少子高齢化が世界一速く進行している日本が、これから将来に向けて何ができて、何ができないのかを考えることがきわめて重要です。

政治家や官僚に任せっぱなしにせず、国民一人一人が考え、行動することが求められます。


今後、カリスママーケッターと呼ばれた神田昌典氏の著作の内容から、激変する現代においても一度立ち止まって再考してみる価値があると思われる事柄をお伝えしていきます。

少しでも、あなたのお役に立てれば幸いです。


<今回の投稿から印象的な言葉を取り上げます>

🔴「二割の嫌な客が、八割の不利益をもたらすのである」

これは、ご存じのように「80対20の法則」とか「パレートの法則」といわれるものを神田さんが独自の視点でスパイスを加えて表現しました。

80対20というのは、あくまで比率をわかりやすく表現しただけであり、厳密に見てそうなるということではありません。70対30あるいは75対25となることもよくあります。あくまで目安にすぎません。

事象を誰にでも理解しやすいように表現したものに過ぎないのです。
「⚪⚪の法則」と言われるものは「常に正しい」ということを述べているわけではなく、理解を助けるためにそのように表現しています。

その点は勘違いしないでください。


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