日経ビジネスのインタビュー バックナンバー Vol.076 2013.04.01 ~ 2013.04.29・05.06
ここに掲載している内容は、管理人・藤巻隆が携帯サイトで運営していた当時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。1カ月分毎にまとめてあります。
途中、数件記事が抜けている個所があります。データを消失してしまったため再現できません。
日経ビジネスのインタビュー バックナンバー Vol.076 2013.04.01 ~ 2013.04.29・05.06
✪ 2013.4.1 (No.1)<313>
ユニーク制度のデパート
大沢 哲也(おおさわ・てつや)氏
[日本食研ホールディングス社長]
✪ 2013.4.8 (No.2)<314>
存亡の危機脱し、攻める英FT
ジョン・リディング(John Ridding)氏
[英フィナンシャル・タイムズCEO]
✪ 2013.4.15 (No.3)<315>
社長は“根回し係”でいい
野中 正人(のなか・まさと)氏
[しまむら社長]
✪ 2013.4.22 (No.4)<316>
企業には「遊び」が必要だ
小池 利和(こいけ・としかず)氏
[ブラザー工業社長]
✪ 2013.4.29-5.6 (No.5)<317>
私の新人育成 天動説より地動説を信条に
上田 準二(うえだ・じゅんじ)氏
[ファミリーマート会長]
🔷 編集後記
この元記事をアメブロに投稿したのは、10年前のことです(2014-02-10 19:48:34)。そして、オリジナル記事は11年前のものです。
読み直してみますと、「こんなことも書いていたのだな」「この個所に関心があったのだな」ということが思い出され、当時の自分の心境に思いを馳せています。
それだけ歳をとったのだと実感しています。
編集長インタビューの記事を読み返してみると、当時の経営者の心意気・信念・余裕・揺るぎない自信といったものが伝わってきます。
月日が経ち、自分だけでなく身の回りにも、環境にも変化があります。
しかし、経営に限らず、物事の本質は変わらないものです。
今回のインタビューの中から興味深い言葉を拾い出してみます。
野中 正人(のなか・まさと)氏
[しまむら社長]
の言葉から。
🔴「製造小売りを目指すよりも、取引先のメーカーに、お客様がこういうものを欲しがっていますよと伝えて、作ってもらう方が、ずっといい商品が出来上がってくる」
ユニクロとしまむらが比較されることがあります。
もちろん、企業の規模は異なりますが、どちらも自社で商品を製造していません。企画やデザインを自社で行ない、製造は他社に依頼しています。
ユニクロの製品価格が徐々に上がってきているとは言え、他社の同様な製品と比較すればまだ低価格です。しまむらも安さを重要視しています。
二社の大きな違いを言えば、ユニクロは世界展開している一方で、しまむらは日本国内で商売していることです。
衣料販売で難しい点は、需要予測です。気候変動によって酷暑があれば冷夏もあります。暖冬もあります。それらの季節変動によって、季節ものの売れ行きが左右されます。
地域の違いや世代による嗜好の変化も考慮しないといけないでしょう。
流行色も考慮する必要があります。
需要予測はどのようにされているのでしょうか?
ネットで調べてみたら、次のような実例があるそうです。ユニクロとしまむらの需要予測がどのようにされているのか、参考になると思います。
ただし、これはほんの一例でこれだけでその時の販売戦略が決定するわけではないことは理解しておく必要があると思います。
SCMとは、サプライチェーン・マネジメントのことです。
流れを図示すると下記のようになります。
話を戻します。
在庫を多めに持って「機会損失」を防ぐか、品切れを容認し利益の最大化を図るかというトレードオフ(二者択一)です。
ユニクロとしまむらはどちらの戦略を採用しているでしょうか?
ユニクロは品切れを抑制 しまむらは過剰在庫極小化
ユニクロは機会損失を防ぐ戦略を採用し、しまむらは在庫を極小化する戦略を採用してそうです。
ユニクロのケース
ユニクロは「機会損失」を回避することに注力していると言えます。
しまむらのケース
売り切りとは品切れと同じ しまむらは機会損失を容認
対照的な戦略を採用している2社ですが、どちらも業績が良いのは自社に適した戦略を採用し実践し続けているからです。
ファーストリテイリング(9983)の今期の業績予想他
しまむら(8227)の今期の業績予想
時価総額を比較すると、ユニクロは12兆4千億円に対し、しまむらは6千億円で、ほぼ 20 対 1です。ですが、両社とも年々業績が向上していることが分かります。
ちなみに、最寄り駅の2つの商業ビルにユニクロと、しまむらの店舗が入居しています。さらにGUも。
1回の投稿ごとに1カ月分にまとめたインタビューの概要を掲載します。
2007年1月8日号からスタートし、2013年7月までの6年7カ月分のバックナンバーだけで79件あります。
途中、数件記事が抜けている個所があります。
データを消失してしまったため現時点では再現できませんが、日経ビジネス電子版では「2011年10月から最新号まで」のバックナンバーが閲覧できるようですので、抜けている個所に該当する部分が見つかれば、追記します。
⭐ 『日経ビジネス』の電子版セット(雑誌+電子版)を「らくらく購読コース」で2022年9月12日号 No.2157 から定期購読をスタートしました。
⭐「日経ビジネス 電子版使い方ガイド」(全24ページ)を見ると
「雑誌『日経ビジネス』のバックナンバーの閲覧について」で、
閲覧できるのは2011年10月から最新号と書かれています。
そのため、2008年8月18日、25日分の記事は確認できません。
しかも紙の雑誌は、はるか昔に処分しています。
『日経ビジネス』の記事を再投稿することにした経緯
再編集して再投稿することにした理由は、次のとおりです。
自分が当時どんな記事に興味があり、どのような考え方をしていたのかを知りたいと思ったからです。
当時の自分を振り返ることで、当時と現在で考え方は変わったか否か、あるいは成長しているかを確認したいと思いました。
記事データは当然古くなっていますが、本質的な部分は必ずあるはずで、しかも普遍性があります。その個所を再度学んでみたかったのです。
さらに言えば、『日経ビジネス』のバックナンバーをご紹介することで、この記事に目を通していただいたあなたに何らかの有益なヒントを提供することができるかもしれない、と考えたからです。
「私にとって、noteは大切なアーカイブ(記録保管場所)です。人生の一部と言い換えても良いもの」だからでもあります。
(プロフィールから)
(6,067文字)
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