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【EDHデッキ紹介】パルン、ニヴ=ミゼット ver2

はじめに

 前回から色々寄り道をし、そこから一周回ってニヴ=ミゼットに戻ってきたのでちょっとブラッシュアップしたニヴ=ミゼットデッキを紹介したいと思います。

前回
https://note.com/takezoh_imas_mtg/n/n828bbfe00d0b

デッキリスト

想定レベル帯

 前回と同じくハイパワー(レベル8~9)です。

 cEDH(レベル9~10)ではないのはデッキのカードパワー不足が理由ではなく、多種多様なデッキを相手にする為です。

 ニヴ=ミゼットはコントロールデッキなので、能動的にコンボを決めて勝ちに行く力はあまり高くないです。

 なのでこのデッキでは卓で3人に狙われたり、殴りジェネラルなどの多種多様なデッキにも対応出来るように、軽量カウンターを絞って全体除去などの捲れる高パワーカードを多めに取っています。

 それ故のハイパワーレベルです。
cEDHへのブラッシュアップだと、細かいアクションを咎める為に軽量カウンター増やすといった感じになるかと思います。

立ち回り

 のらりくらりと妨害して、マナを伸ばしながらゲームを引き延ばすことを念頭に置いて動いてください。

 コントロールデッキなので、速攻で決めたり盤面を作ったりする力は弱いです。逆にマナが伸びた状態であれば、リソース差で勝つことが出来ます

 そのため、コンボは「決められるときに決める」くらいに考えて、序盤はおとなしくマナ伸ばしたりカウンターや除去で媚売ったりしてゲームを進めて下さい。ニヴを出して勝ちに向かうのは、みんなのリソースが切れてきてゲームがグダって来てからでも遅くはないです。
 タイマンならコンボが決められなくても、ニヴのアタックとドローの振り分け火力で盤面制圧して勝てたりします。

 最速ニヴ=ミゼットはあまり考えなくても良いです。
 ニヴ=ミゼットは着地するとドローと振り分け火力でとにかくアドを稼ぎまくるので、守れない状態でニヴを出したり、手札を使い切ってニヴを出しても2枚くらい引いて退場する悲しい結果になって終わります。

 ニヴを出す時には「出し直しが可能なほどマナが伸びてる」「妨害が飛んでこなそう」の場面で出してください。
 出てターンが帰ってくればゲームは貴方のものです。

勝ち筋

 勝ち筋は統率者ダメージを除いて主に3つです。

ニヴ+好奇心コンボ

 おなじみ好奇心コンボです。ニヴ=ミゼットに「好奇心」「知恵の蛇の眼」「二人組の見張り番」のいずれかを組み合わせてドローをするとライブラリーを引き切ってダメージを与えることが出来ます。
 ライブラリー分のダメージで勝てない場合には「光り角の海賊」を出してディスカードの分、各プレイヤーにダメージを与えてください。

光り角の海賊+好奇心コンボ

 上記コンボはニヴでなく、「光り角の海賊」でも出来ます。
 好奇心などを付けた状態でクリンナップ・ステップに手札が8枚以上あればディスカードからのダメージ、ドロー、クリンナップ・ステップの再開でライブラリーの数だけダメージが与えられます。
 手札が足りなくても、アタックさえ出来ればルーター能力が起動出来るのでカードを対戦相手の分引くことも出来ます。

船砕きの怪物 無限マナ

 「船砕きの怪物」と「太陽の指輪」や「波止場の恐喝者」などの自身のマナよりもマナが出るカード2枚で無限マナです。
 無限マナの使い道は「フェアリーの黒幕」、アタックした「光り角の海賊」、「明日からの引き寄せ」の3枚です。あまり多くは無いです。

デッキ解説

 ここからはカードを解説していきます。

土地

 「ヴィダルケンの枷」と「神秘の聖域」を採用しているため、島を多めに取っています。
 「発明博覧会」と「セファリッドの円形闘技場」「天井都市、大田原」はマナフラ対策です。

 他にスペルランドを3枚採用して、ランドは33枚換算です。

クリーチャー

 クリーチャーは10枚です。

フェアリーの黒幕 → ドロー
瞬唱の魔道士 → カウンターなど使いまわし
波止場の恐喝者 → マナ加速
呪文探求者 → 呪文サーチ
二人組の見張り番 → コンボパーツ
粗石の魔道士 → マナ加速要員
光り角の海賊 → コンボパーツ
帝国の徴募兵 → コンボパーツかマナ加速サーチ
ファイレクシアの変形者 → 汎用コピー
船砕きの怪物 → フィニッシャー

 「瞬唱の魔道士」はそこそこ怪しいです。スペルの打ち合いになると2マナ要求はそれなりに重くのしかかってきます。
 「ゴブリンの女看守」などの「波止場の恐喝者」サーチは他のパーツを優先して採用していないです。

カウンター

0マナ(ピッチ)
激情の後見
偏向はたき
意志の力
否定の契約
精神的つまづき

1マナ
断れない提案
頑固な否認
白鳥の歌

2マナ
秘儀の否定
対抗呪文
遅延
マナ吸収

 カウンターはそこそこ多い12枚です。
 「唱え損ね」と「狼狽の嵐」は範囲が狭いので、まぁいいかなという感じで不採用です。「否定の力」は持っていないのと、ニヴを守れないのでまぁ入れなくてもいいかなという感じです。あったら入れてるかもしれないです。
 2マナカウンターはクリーチャーも消せるのを優先していて、やむを得なく「否認」が抜けました。

除去

単体除去
蒸気の連鎖
急速混成
イゼットの魔除け
応じ返し
削剥

全体除去
サイクロンの裂け目
横揺れの地震
冒涜の行動

スペルランド
髑髏砕きの一撃

 除去は単体除去5枚、全体除去3枚、スペルランド1枚です。
「天井都市、大田原」を入れると単体除去は6枚です。

 「一つの指輪」が流行りそうなら「再造形」も候補に挙がります。
 「蒸気の連鎖」は強いのですが、ニヴを出した後だとニヴを戻されるので微妙でした。
 お気に入りはピッチの「応じ返し」です。「イゼットの魔除け」はドロー兼カウンターも兼ねますが、一応単体除去枠に入れてます。

ドロー・サーチなどその他

軽量ドロー
渦まく知識
思案
定業
表現の反復

7ドロー
Wheel of Fortune

Xドロー
明日からの引き寄せ

サーチ
神秘の教示者
ギャンブル
加工
発明品の唸り

その他
ジェスカの意志
ヴァラクートの覚醒
海門修復

 軽量ドローは1マナ3枚に2マナ1枚、Xドローと7ドローはそれぞれ1枚づつです。7ドローはニヴがいると意味を成しませんが、ニヴが出る前のリソース回復手段として入れています。
 サーチの「発明品の唸り」は重いですが、インスタントタイミングと「加工」のコストで「宝石の睡蓮」を持ってこれるので採用しています。
 「ジェスカの意思」は多大にアドを稼いでくれるので採用しています。
 他はスペルランド2枚です。

エンチャント・PW

コンボパーツ
好奇心
知恵の蛇の眼

ドロー置物
神秘的負荷
リスティックの研究

その他
Copy Artifact
死の国からの脱出

PW
覆いを割く者、ナーセット

 「Copy Artifact」は追加のマナ加速で「死の国からの脱出」はコンボパーツではなく、アド稼ぎ要員です。
 ナーセットはスタックス要員です。

アーティファクト

マナ加速

0マナ
Jeweled Amulet
宝石の睡蓮
魔力の墓所
オパールのモックス

1マナ
魔力の櫃
太陽の指輪

2マナ
秘儀の印鑑
友なる石
イゼットの印鑑
精神石
虹色のレンズ
サファイアの大メダル
独創のタリスマン

3マナ以上
連合の秘宝
金粉の水蓮

師範の占い独楽
ヴィダルケンの枷
呪われたトーテム像

 マナ加速は15枚です。
 その他のアーティファクトは独楽以外にスタックス要員の「呪われたトーテム像」と、除去の「ヴィダルケンの枷」です。

 ここに「一つの指輪」を入れるとしたら、鍵2種と「スランの発電機」を入れて、更にマナ加速を増やす可能性が高いです。
 そうした場合に「溜め込み屋のアウフ」と「無のロッド」がキツくなるので、ファクトとクリーチャー除去は増やした方が良さそうです。

デッキ所感

 枠が足りない!!

 あれもこれもと入れると、枠が全く足りなくなってきます。
 全方位にコントロールしようとするのは無理なので、ある程度見限らなくてはいけませんが、その見極めが難しいです。

 ニヴを速攻で出して「雷音」や「水没」などのピッチスペルでフルタップでも動けるようにするか、軽量カウンターを増やして守りを固めるか、はたまた墓地を肥やす方向にして探査スペルでアドを稼ぎに行くのか、方向性も細かく違ってきます。

 現状はこんな感じで、「一つの指輪」など新しいカードをゲットしたらまた弄ってみます。

 それでは。

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