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ザ・ラスト・ウェーブ(1977)
ピーター・ウィアー監督が「ピクニックatハンギング・ロック」の次に撮った1977年昨品「ザ・ラスト・ウェーブ」を見た。
凄まじい大雨、巨大な雹、石油まで降ってくるような異常気象に襲われたオーストラリア・シドニー。日々の生活は、えもいわれぬ不気味さに覆われ始めている。
そんなある日、先住民族・アボリジニが殺人事件を起こすが、彼らは事件について沈黙を守る。この事件を担当する弁護士デヴィッド・バートンは、彼らを助けようと奮闘するが、彼らは自分たちが不利になろうとアボリジニの秘密を決して口にしない。
そんなデヴィッドの周囲に次々と奇怪な出来事が起こり、アボリジニのひとりクリスが何かを彼に伝えようとする夢を見る。デヴィッドは悪夢や幻覚に悩まされながらも、徐々に事件の謎に迫っていく…。
【以下、ネタバレ】
というお話なんですが、かなり観念的で理解が難しい作品です。主人公がどうやら未来予知が出来る特殊な能力を持っていて、それは古来から伝わる力で、信心深いアボリジニの魔術師のような人が主人公の力に気付いて… といったような展開なんですが、ハッキリした結論を出すことなくイメージの洪水の中でふわっと映画が終わるんですよね。
「ピクニックatハンギング・ロック」も謎めいたままで終わりましたが、本作はいまひとつ気持ち良い終わり方ではなかったなぁ…
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